広島・鈴木誠が約1か月ぶりタイムリー「まだ5月なので、これからだと思う」

3回に先制タイムリー二塁打を放った広島・鈴木誠

赤ヘルの主将の久々タイムリーは、4連敗中のチームの数少ない〝光明〟となるか。

広島は2日の阪神戦(甲子園)を3―7で逆転負け。この一戦で3番を打つキャプテン・鈴木に、3月31日の阪神戦(マツダ)以来となる久々の適時打が飛び出した。3回一死二塁で迎えた第2打席。阪神・ガンケルの真ん中に入ったツーシームを捉え、三塁線突破の先制適時二塁打で「ランナーを還すことができてよかった」と今季14打点目をあげた。

ここまで6本塁打、打率3割2分1厘と、決して不調ではない赤ヘルの主砲。だが、本塁打で打点を稼ぐケースはあるものの、走者を置いた場面で〝アーチ以外〟での一振りは意外にも1か月の間なく、密かに「タイムリー欠乏症」の状態にあったのだ。

そんな〝プチ懸念事項〟も5月の最初の試合で早々にクリアした。試合後の本人も「まだ5月なので、これからだと思う」とキッパリ。冷静に話す口ぶりからも、さらなる上がり目が期待できそうだ。

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