長崎県西海市大瀬戸町で、大手飲料メーカー向け一番茶の摘み取りがピークを迎えている。例年より1週間ほど早く始まり、5月中旬まで続く。
山口農産(同市)が2007年度から、県の産炭地域新産業創造等基金などの助成を受け、同町の耕作放棄地約20ヘクタールを茶園に再整備した。大型機械で摘んだ葉は、直ちに町内の工場に運び、その日のうちに乾燥加工し荒茶にする。飲料大手「伊藤園」に出荷する。
一番茶の収穫は4月20日にスタート。最も遅い10月の秋冬番茶まで合わせると、前年並みの計320トンを見込む。志田亀夫社長(67)は「今年は霜の被害が少なく、よい葉が採れている」と話した。
一番茶収穫ピーク 大手飲料メーカー向け 大瀬戸
- Published
- 2021/05/03 00:00 (JST)
- Updated
- 2021/05/03 11:56 (JST)
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