【2日】新型コロナ 長崎県内新たに33人 田上市長「第4波は最大規模に」

新型コロナウイルス感染者の入院状況、2日発表の市町別感染者数

 長崎県などは2日、新たに33人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。このうち長崎市が20人を占め、市内の累計感染者は1002人となった。田上富久市長は「現在襲っている第4波はこれまでで最大規模になろうとしている」とし、不要不急の外出自粛など対策の徹底を改めて呼び掛けるコメントを出した。
 同市は1日までの公表分で、新たにカラオケ喫茶のスタッフと利用客計6人の感染を確認。クラスター(感染者集団)と認定したが、利用客らの名前や連絡先を把握できているとして店名は公表していない。市内では先に別のカラオケ喫茶でもクラスターが起きている。
 同市の2日公表の20人のうち1人は、クラスターが確認されているラウンジ「クイーン オブ ザ ハート」(船大工町)の関係者で、感染者は計7人となった。また初発が11人に上ったほか、2人は県外の陽性者と接触していた。
 佐世保市では、業務受託業「パーソルワークスデザイン佐世保第2アウトソーシングセンター」(栄町)に勤務する50代女性の感染が判明。同センターのクラスターは計6人となった。従業員1人が先に感染したスナック「La.Rona」(ラ.ローナ)(島地町)でも新たに従業員2人の陽性が確認された。
 大村、壱岐、五島3市と西彼長与町で各1人の感染が分かり、いずれも初発だった。

 


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