カンニング竹山 “宿敵” 小池都知事の要請に苦言「アナウンスの仕方が下手」「若い人は見ない」

カンニング竹山(左)と小池都知事

お笑い芸人・カンニング竹山(59)が3日、司会を務める「変わる報道番組 #アベプラ」(ABEMA)に出演。東京都・小池百合子知事を始めとした行政のコロナ対策に苦言を呈した。

この日の東京都の新規感染者数は708人。変異株の拡大で国内の累計感染者は60万人を超え、先月9日からわずか20日余りで10万人以上増と感染のペースが上がっている。

大型連休前に小池氏は会見で外出や飲食店の酒類提供の自粛を改めて要請したほか、路上飲みについては「絶対にやめていただきたい」とし、バーベキューやキャンプといった屋外レジャーでの飲み会についても控えるよう訴えていた。

竹山は「若い世代ってのは信頼がなくなっているというか統率が効かなくなってるじゃないですか」と指摘。仮に緊急事態宣言が延長となった場合に「何を言っても聞かなくなると思うんですよ」と断言した。

続けて小池氏ら行政からの要請について「お願いというか、アナウンスの仕方が非常に下手だなと思うんですよ。若い人たちって小池都知事の会見とか見ないっすよね」とした上で「都知事朝からテレビ出まくれと、堅苦しい言い方じゃなくて」と提案した。

こうした背景には法的根拠がないことが指摘されると竹山は「法律も何もないからいかにも日本人らしいことをやってて連帯責任的になってるじゃないですか」と分析。ソロキャンプや飲食店での1人飲みが同等に制限されていることに疑問を投げかけ、それらが議論がされない現状に「この国は有事に弱いんだなって改めて思いましたね」と嘆いた。

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