おまけだけど主役!少年を虜にした食玩

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もはや主役!食玩の魅力

社会問題にまで発展した仮面ライダーカードや、今なおシリーズが続くビックリマンチョコなど、時に大きな話題や流行を生み出すお菓子のおまけの玩具=食玩。
昭和の時代はもちろん、この令和の時代に至っても、やはり食玩は子どもたちを魅了し続けている。
だが、そんな食玩がいったいいつからはじまり、そしてどれくらいの種類があるか、ご存じだろうか?

今回は身近だけど意外と知らない食玩の世界をご紹介していこう。

食玩の歴史

食玩の原型となるおもちゃが登場したのは、なんと江戸時代。

かの有名な富山の薬売りが薬のおまけとして渡していた紙風船などの玩具が原型だとされている。とはいえ、この時点ではいわばただの営業ツールである。
本格的な食玩が登場するのは江崎グリコのキャラメル。
このときから製品としての食玩が本当の意味ではじまったことになる。
町田さんが以前コレクションを紹介してくれたが、そのときの話によると昭和2年からはじまったらしい。

ひとつぶ300メートルは伊達じゃない!グリコはお菓子もおまけも全力!

その後は昭和39年に初めてキャラをつかったおまけとして、明治のマーブルチョコが当時大人気だったアトムのおまけを付けたり、昭和46年にはご存じ仮面ライダーチップスが発売されるなど、食玩は大きなブームを巻き起こしていく。
ブームを起こさないまでも、食玩は現在に至るまで実に様々なものが発売されている。
そんな興味深い食玩を、庶民文化研究所収蔵のコレクションの中から一部紹介していこう。

ウルトラマンに戦隊もの…とにかく種類が多い食玩たち

飛行機にロボットに怪獣、ヒーロー、その他諸々…。
ご覧のように食玩はその種類も数も半端ではない量が発売されてきた。

鉄腕アトムに仮面ライダー、キティちゃんにトーマス、セーラームーン、キューティーハニーなどなど…一番下のほうにあるのはモーニング娘。だろうか。

その時代時代で子どもたちが喜ぶものを選んで、おまけにしていく企業努力が垣間見える。
左下の昆虫はムシキングブームのときのものだろうか。すでに懐かしく感じてしまう。
それにしても、仮面ライダーや手塚治虫なんかはもはやおもちゃがメインにしか思えない。
本当にお菓子が付いているのか疑いたくなってくるレベルだ。

こちらは世代を超えて愛されるヒーロー、ウルトラマンの食玩コレクション。
ティガにダイナなど新しいウルトラマンもいれば、初代のウルトラマンなどもきっちり存在している。
箱から出された玩具を見るに、どれもクオリティが高そうで、これはある意味子どもよりも大人が夢中になってしまいそうだ。
実際、こういう食玩を大人買いする人もいるんだとか。

子どものころに夢中になった食玩だが、むしろおもちゃの製造技術が上がった今のほうが我々オヤジを夢中にさせてしまう可能性がある。久しぶりにお菓子コーナーに足を伸ばしてみてもいいかもしれない。

ゴールデン横丁の仲間たち | 町田 忍(まちだ しのぶ)