ホンダ 新型ヴェゼルの納期は半年以上先……もう待ってられない! 今年の夏休みまでの納車が望めそうなコンパクトSUV 4選

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2021年4月22日(木)にフルモデルチェンジしたホンダ 新型ヴェゼルは、デビュー早々大人気だ。2021年5月初旬にオーダーしても年内に間に合わず、2022年になってしまう可能性がある。「えー、今年の夏休みには間に合わないの!?」ならば探しましょう、2021年夏のレジャーに間に合いそうなコンパクトSUVを!国内の新車販売事情にも明るいカーライフジャーナリスト渡辺 陽一郎氏が、比較的納車が早そうな車種の中から4つのモデルをセレクトした。

ホンダ 新型ヴェゼル e:HEV Z(イーエイチイーブイ)

愛車乗り換えで注意したい「納期」! 新型ヴェゼルのように半年以上待つケースも

2021年4月22日(木)、ホンダから新型ヴェゼルが発売された。事前に予約受注をとっていたこともあって、既に納期は長いようだ。

販売店では「2021年5月上旬に契約した場合、e:HEV Zなどの納期は9月、最上級のe:HEV PLaYになると来年(2022年)の2月から3月に延びる」という。

グレードによっては納車が2022年になる可能性もあるという新型ヴェゼル

今の乗用車の需要は、約80%が愛車を下取りに出して新車を購入する乗り替えに基づく。新車の納期が長いと、納車される前に愛車の車検期間が満了を迎えることもある。そうなると改めて愛車の車検を取る手間やコストが生じたりするので、納期は大切だ。

折しも今は5月のゴールデンウィーク真っ只中。これから新車をオーダーするなら、次の夏休みには間に合わせたいという読者の方も多いだろう。

そこで2021年7月までに納車出来そうな、買い得なコンパクトSUVを取り上げたい。

※注記:本記事は各モデルの納期について保証するものではありません。新車購入の際には必ず販売店にて納車の正確な時期をご確認ください。

200万円以下で買えるコンパクトSUV! 大人気「ライズ」と、廉価版登場で注目の「CX-3」

デビューから1年半が経過し納期も短縮されてきた「トヨタライズ」

トヨタ ライズ

トヨタのコンパクトSUVでは「ヤリスクロス」が特に人気が高いが、販売店では「納期が長く、2021年5月上旬の契約で、納車されるのは10月下旬になりそう」という。

そこで推奨したいのが同じトヨタの「ライズ」だ。

ライズが登場したのは2019年11月だから、早くもデビューから約1年半を経過した。販売店によると「納期は1.5~2か月」だと言うから、5月に契約すれば7月中には納車できそうだ。

ただし販売店では「半導体の供給状態が不安定で、どの車種でも納期を遅延させる心配がある」という。従って7月に必ず納車されるとは限らないが、設計が比較的新しい割に納期の遅延は解消されてきた。

ライズは実用的で価格が割安なことも特徴だ。

直列3気筒1リッターターボエンジンは、1.4リッターのノーマル(ノンターボ)エンジンと同等の性能を発揮する。装備も充実しており、中級のGは衝突被害軽減ブレーキ、LEDヘッドランプ、アルミホイールなどを標準装着して、2WDの価格が189万5000円に収まる。

ライズの価格は1.5リッターノーマルエンジンを搭載するヤリスクロス Gに比べて約13万円安い。コンパクトな5ナンバーサイズに収まることも特徴で、価格を含めてヤリスのようなコンパクトカーに近い感覚で購入できる。

ラインナップも拡大し熟成も進んだ「マツダ CX-3」だが、半導体問題で納期はやや遅くなる可能性も

200万円を切る価格設定で注目されるマツダ CX-3 15S

上質なコンパクトSUVを安く買いたい場合、CX-3も候補に挙げられる。CX-3が2015年にデビューした際には、クリーンディーゼルターボのみを搭載したが、価格が高く売れ行きが伸び悩んだ。そこで2リッターガソリンエンジンを割安に設定したが、依然として販売が持ち直さない。2020年5月には、価格をさらに安く抑えた1.5リッターガソリンエンジンも加えた。小改良を重ねてきたこともあって、各所の熟成も進んだ。

価格が最も安いCX-2 15Sは、レーダークルーズコントロールなどは採用されないが、衝突被害軽減ブレーキは標準装着されて、2WDの価格は189万2000円だ。

CX-3はマツダ2と共通のプラットフォームを使うが、サスペンションの設定は異なり、ホイールも5本のナットで支える(マツダ2は4本)。乗り心地と走行安定性はミドルサイズSUV並みに上質だから、価格が180万円台ならば割安だといえる。

注意したいのは納期で、マツダの販売店によると「通常は2か月だが、今は半導体の不足で遅れており、3か月を要することもある。ほかのマツダ車も同じように延びている」という。納期には注意が必要だ。

ヴェゼルのガチライバル勢! 200万円台で買える「XV」「キックス」も納期は短めだ

200万円台前半で買えるリーズナブルな1.6リッターが狙い目!「スバル XV」

2020年9月に一部改良を実施したスバル 新型XV

ボディは少し大きいが、スバル XVも価格を考えるとコンパクトSUVの部類に入る。エンジンは水平対向4気筒の1.6リッターとe-BOXER(ハイブリッド)の2リッターがあり、1.6リッターは価格が安い。1.6i-Lアイサイトは4WDを搭載して233万2000円だ。

新型XV 1.6i-Lアイサイト

スバル XVの全高は1550mmだからタワーパーキングなど車高制限のある立体駐車場を使いやすい。また最低地上高(路面とボディの最も低い部分との間隔)は200mmだから、悪路のデコボコや雪上のわだちなども乗り越えやすい。

車内は外観から想像される以上に広く、ファミリーカーにも適する。こちらも納期は1.5~2か月とのことだから購入しやすい1台だ。

海外からの輸入車ながら納期も安定してきた「日産 キックス」

日産 キックス

コンパクトSUVのハイブリッドでは、日産 キックスが挙げられる。ノーマルエンジンを用意しないe-POWER(ハイブリッド)専用車だ。タイで生産される輸入車である。

販売店では納期について以下のように説明した。「納期は1.5~2か月だから、5月中に契約すれば7月には納車できる。発売から約1年を経過して、納期は通常通りになった。また(グレードの数が少ない輸入車とあって)在庫車も用意され、納期をさらに短くできる」。

キックスはコンパクトSUVとして、新型ヴェゼルに近い特徴を備える。後席の足元空間はヴェゼルよりも少し狭いが、荷室には十分な奥行が確保され、4名乗車時の積載性はヴェゼルと同等かそれ以上だ。ファミリーカーとしても使いやすい。

またユーザーによって好みが分かれるものの、e-POWERのS/エコモードを選択すると、アクセルペダルを戻すと同時に減速エネルギーを使った発電が積極的に行われる。強い減速が生じるため、この特徴を利用すると、アクセル操作によって速度を自由に調節することも可能だ。

運転支援機能のプロパイロットも標準装着され、長距離を快適に移動できる。価格はe-POWERの搭載もあって、Xが275万9900円と高めだ。それでも新型ヴェゼルe:HEV Zに近い設定だから、機能を考えれば妥当な印象で選ぶ価値も高い。

[筆者:渡辺 陽一郎]