第5週の週間MVPは2戦2勝のクルーバーと好調のブライアント

日本時間5月4日、2021年シーズン第5週の週間最優秀選手(週間MVP)が発表され、ア・リーグはコリー・クルーバー(ヤンキース)、ナ・リーグはクリス・ブライアント(カブス)が選出された。クルーバーはインディアンス時代に4度受賞しており、自身5度目の受賞。ヤンキースの投手が受賞するのは2015年のマイケル・ピネイダ以来6年ぶりである。一方のブライアントは2019年以来2年ぶり2度目の受賞。カブスからの選出は昨年9月にノーヒッターを達成したアレック・ミルズ以来となった。

クルーバーは2試合に先発して14.2イニングを投げ、2勝0敗、防御率0.61、被安打8、奪三振15、与四球3の好成績をマーク。日本時間5月3日のタイガース戦で8回2安打無失点(被安打2、奪三振10、与四球1)の快投を見せ、通算100勝を達成したが、通算215登板以内に100勝を記録したのはクルーバーが史上69人目である。また、2013年以降に47度の2ケタ奪三振を記録しているが、これはマックス・シャーザー(89度)、クリス・セール(74度)、ジェイコブ・デグロム(49度)に次ぐ4番目の数字となっている。

ブライアントは6試合に出場して打率.417、3二塁打、4本塁打、10打点、出塁率.500、長打率1.042の大活躍。日本時間4月27日のブレーブス戦でハビアー・バイエズ、デレク・リー、アラミス・ラミレスに並んで球団史上5位タイとなる通算6本目のグランドスラムを放った(球団記録はアーニー・バンクスの12本)。同5月3日のレッズ戦では5打数3安打3打点(二塁打1本と本塁打2本)の活躍を見せ、今季2度目の1試合2本塁打をマーク。通算151本塁打は球団史上15位の数字であり、14位のアンドレ・ドーソンを13本差で追っている。

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