J1川崎が4日の名古屋戦で日本代表DF山根視来(27)の活躍により3―2と快勝し、天王山連勝で独走態勢に入った。
川崎は1点を先制して迎えた後半5分、FW三笘薫(23)が左サイドを突破して中央へクロスを入れると、ゴール前にタイミングよく走り込んだ山根が右足で合わせて試合の行方を大きく左右する2点目を奪った。
山根は守備でも名古屋の猛攻をしのぎ、攻守両面で勝利に大きく貢献。川崎は2位名古屋との頂上決戦で4月29日の4―0に続いて連勝。勝ち点を9まで開き、早くも独走態勢に入った。
今季初ゴールでヒーローとなった山根は「サッカーをやっている以上は得点を挙げて目立ちたいので」と会心の笑顔を見せた。
3月には初招集された日本代表でも大活躍。大きな注目を集めた日韓戦でA代表デビューを飾ると、決勝点となる先制ゴールを決めて〝韓国キラー〟としてその名をとどろかせた。「僕自身、継続して入っていくためには、結果を残さないといけないので毎試合いいプレーを見せることを心がけている」と今後は代表のレギュラー獲りにも意欲を見せる。
ノッてる男が川崎を連覇へと導く。