東京五輪マラソン代表選手が、それぞれの目的を持って本番のテストイベント「北海道・札幌マラソンフェスティバル2021」(5日)に臨む。
男子代表では唯一の参加となった服部勇馬(27=トヨタ自動車)は4日の会見で「8月8日の本番に向けてコースを見ることを重要視している。順位や記録ではなく3分5秒ペースを刻みながらどれくらいの強度で走れるか確認したい」。あくまで夏場に行われる本番を見据えた走りに徹し、カーブの多い北海道大構内のカーブなどをコース特性も確認していく。
そのほか大迫傑(29=ナイキ)はエントリーせず、中村匠吾(28=富士通)は出場を予定していたが、直前に左足甲を痛めて回避した。
女子の代表は、前田穂南(24=天満屋)、鈴木亜由子(29=日本郵政グループ)、一山麻緒(23=ワコール)が揃って出場する。前田は「五輪に向けていいイメージづくりができたら」と話し、鈴木は「自分の状態を確認し、レース勘を取り戻したい」。一山は「ベストを尽くしたい」と意気込みを語った。