【DDT】アイアンマン王座陥落の赤井沙希「懲りてないので、これで終わらない」

クリス・ブルックス(左)に屈服した赤井沙希

無観客開催された4日のDDT後楽園ホール大会で、アイアンマンヘビーメタル級王者の赤井沙希(34)は、DDT EXTREME級王者クリス・ブルックス(29)とのダブル王座戦に敗れた。

序盤から一進一退の攻防が続く中、試合が動いたのは9分過ぎ。ストンピングを連打された赤井が覚醒し、「素手で人を殴ったのは初めて」というグーパンチの雨あられを浴びせる。さらにハイキックからケツァル・コアトル(旋回式ラ・マヒストラル)で勝負をかけるが、決めきれない。

ここからクリスの猛攻に遭い、最後はプレイングマンティスボム(ダブルアーム式パイルドライバー)に沈んだ。

アイアンマン王座を失った赤井は「自分なりにDDTらしさとは何かずっと考えていて、(クリスは)前哨戦から一選手として見てくれた。女子だからと良くも悪くも特別扱いだったけど、一選手として接してくれた。クリスは誰よりもDDTのことを考えて、すごい愛を感じた。自分もDDTに対する愛は負けていないと思う」

2冠王者になったクリスをたたえながらも「EXTREMEは何回も挑戦して諦めが悪いんですけど、懲りてないのでこれで終わらないです」と早期の再挑戦を見据えた。

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