【東京五輪】川淵三郎氏の組織委擁護ツイートに批判殺到「空気読めないの?」

川渕三郎氏

Jリーグ初代チェアマンで東京五輪で選手村村長を務める日本トップリーグ連携機構会長の川淵三郎氏(84)が4日、自身のツイッターでつぶやいたコメントが大きな波紋を広げている。

今夏の東京五輪開催に向けて、組織委員会は新型コロナウイルス対策として看護師500人、スポーツドクター200人の確保を関係各機関に要請。すると、これが医療現場のさらなるひっ迫につながるとし、世論や医療関係者から大きな反発が出ている。

この状況について、川淵氏は自身のツイッターで「東京オリパラ開催に向けて組織委員会はじめ多くの関係者が毎日ベストを尽くしている。中止が決定しない限り最大の努力をするのは日本を代表して世界に対応しているのだから当然の話」とした上で「スポーツドクターや看護師にボランティアの呼びかけをするのもその延長戦上での事。何故この事が批判の対象になるの?」と書き込み、反発を疑問視した。

すると、この川淵氏のツイートに対して批判が殺到。「医療現場の声は届いていませんか」「批判される理由はわからないのか」「コロナ禍で五輪よりも優先すべきことがある」「まずは東京五輪を中止にすべきだろ」「予防接種の最盛期に人的資源の取り合いになる」「空気読めないの?」など、肯定する意見もわずかながらあるものの、大多数が組織委を擁護することへの反発だった。

日本各地で新型コロナウイルスの猛威が収まらず、ワクチン接種も進んでいない。安全対策が不十分なまま五輪開催を進めることへの不満は充満しているようだ。

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