メッツ・デグロム 右広背筋の炎症で数日間の投球回避へ

日本時間5月5日、メッツの絶対的エース、ジェイコブ・デグロムは右広背筋の炎症により敵地ブッシュ・スタジアムでのカージナルス戦の先発を回避した。故障者リストには登録されていないものの、今後数日間は投げられないとみられている。デグロムに代わる先発投手にはキャリア3度目の先発登板となるミゲル・カストロが指名されていたが、試合は悪天候により中止に。日本時間5月6日にダブルヘッダーが行われる予定となっている。

メッツのルイス・ロハス監督は試合前にデグロムが広背筋のストレッチを行い、張りの症状を改善しようとしているところを見かけた。最終的には先発を回避させることを決断し、検査を受けさせることを決定。その結果、右広背筋の炎症が判明した。デグロムは前回登板も今回の登板も当初の予定から1日ずつ先送りされていたが、これは故障の影響ではなく、長いシーズンの戦いを見据えた措置だという。ロハスが広背筋の不調について聞いたのは今日が初めてだったようだ。

今季のデグロムは5試合に先発して35イニングを投げ、2勝2敗ながら防御率0.51、奪三振59、与四球4、被打率.136、WHIP0.57という素晴らしい成績をマーク。4月のナ・リーグ月間最優秀投手に選出された(意外にも月間最優秀投手に選ばれるのは今回が初めて)。また、打撃でも13打数6安打、打率.462、1二塁打、2打点、OPS1.000という見事な活躍を見せている。数日間の投球回避のみで済みそうなのはメッツにとって不幸中の幸いと言えそうだ。

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