スペイン1部バルセロナの〝至宝〟FWアンス・ファティ(18)が再び手術を受けることになり、今夏の東京五輪出場が絶望的になったと、同国紙「アス」が報じている。
ファティはバルセロナの下部組織出身で、2019年8月にクラブ史上2人目の年少記録(16歳298日)でトップデビューした逸材。エースFWリオネル・メッシ(33)の後継者とも言われており、クラブ史上最年少(16歳304日)で得点など、数々の年少記録を更新し、今季もリーグ戦7試合4得点と活躍していた。
同紙によると、ファティは昨年11月7日に左ヒザの半月板を損傷。その2日後に手術を受けたものの、なかなか回復しなかったため、今年1月4日には再び手術を実施した。さらに3月末にも関節鏡検査(診断)を受診したものの、問題は解決できなかったことから、今週中にメスを入れることになったという。
昨年11月に手術を受けた時点で復帰まで約4か月とされていたが、今回はポルトガルの医師団によって3度目の手術となる。同紙は「復帰まで6~8週間」としており「シーズンの終わりにファティは今夏の欧州選手権、そして五輪と次々に諦めることになった」と報じている。
目標は来季の開幕でプレシーズン中には復帰できる見込みだが、バルセロナは万全の状態になるまで慎重に準備を進めていく方針だ。