猛威を振るい続ける新型コロナウイルスは日本だけではなく、人気観光地・タイの首都バンコクでも広がりをみせている中、大麻カフェがオープンしたというから驚きだ。
新型コロナは、観光大国・タイの経済にも致命的なダメージを与えている。「首都バンコクには観光客はほぼいません。交通渋滞だけは相変わらずですけど」とタイ在住の日本人は話す。
一方で「サムイ島、パンガン島といったリゾート地には家族連れの欧米人がいっぱいいます」(同)。ワクチン接種が進む欧米人は家族旅行などの観光を楽しんでいるようだ。
リゾート地が活気を取り戻しつつある中、バンコクの歓楽街パッポン通り、タニヤ通りはゴーストタウンと化してしまった。そんなバンコクに大麻カフェ「GTG cafe」がオープンした。タイといえば薬物に厳しいイメージがあるが、2018年末に医療用大麻が解禁。21年から食品での利用も可能になった。
「GTG cafe」は「マリフアナ・デー」である4月20日にオープン。アイスティーで110バーツ(約380円)とタイの物価を考慮するとまずまずの値段。
利用客は「飲み物の中に大麻の成分が溶け出してるのかと思ったら、葉っぱが添えてある感じ。そのまま葉っぱを食べた。気持ちいい気分になるとか、そういう感じはなかった。大麻の効能というのは実感できなかった」と話した。
コロナ禍で、変貌をするバンコク。あの怪しげなネオンの光がなんとも恋しい。