浦和新外国人のユンカーがデビュー弾 サポーターは〝ユン様〟と大熱狂

救世主と期待されているユンカー

サポーターも大熱狂だ。J1浦和の新外国人でデンマーク出身のFWキャスパー・ユンカー(27)が敵地でのルヴァンカップ1次リーグC組第5節(5日)で加入後、初スタメンで初ゴールをマークした。

新型コロナウイルスの影響でチーム合流が遅れていたユンカーは前半9分にMF汰木康也(25)からのスルーパスにDFラインの裏に抜け出すと、利き足の左足でダイレクトシュートを決め、貴重な先制弾を叩き出した。試合は3―3の引き分けたものの後半13分までプレーし、初戦から大きな存在感を放った。

昨季のノルウェー1部リーグで25試合27得点を挙げて得点王と最優秀選手(MVP)に輝いた186センチの長身ストライカーは「ゴールを決められてよかった。昨日、汰木とはカウンターの場面になったら走ると話していたので信じて走ったら、素晴らしいパスが来た」と振り返った。

あこがれの選手は元オランダ代表FWロビン・ファン・ペルシ。元日本代表MF小野伸二(41=札幌)が所属したオランダ1部フェイエノールトをはじめイングランド・プレミアリーグのアーセナルやマンチェスター・ユナイテッドで活躍した名ストライカーだが、ユンカーも同じような活躍が期待できそうだ。

リカルド・ロドリゲス監督(47)も「すごくチームに貢献してくれた選手。新しい環境、新しい仲間と簡単ではなかったが、実際に結果を残してくれた。慣れていければと思っている」と、さらなるゴール量産を求めていた。

もちろん、熱狂的で知られる浦和ファンも〝ユン様〟に大興奮。ネット上では「素晴らしい選手」「動き方もうまいし、スピードもある」「相当やりそうだ」「デンマーク代表になれる」「左利きでDFは嫌そう」「興梠(慎三)とのコンビがみたい」などと期待が高まっており、リーグ戦で低迷続く名門浦和の救世主として活躍してくれそうだ。

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