【新型コロナ】中止の成人式の代わり、6月に20歳祝おう 神奈川・座間

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成人式の代替となる祝賀イベントの告知ポスターを掲げる座間ロータリークラブの溝渕会長(同クラブ提供)

 新型コロナウイルスの感染拡大で、1月の神奈川県座間市の成人式が中止になったことを受け、地元の座間ロータリークラブ(溝渕信一会長)などは6月12日、代替的な祝賀イベントを市内施設で開催する。市は3月、対象者に図書カードを贈呈して昨年度の関連事業は完了したとして後援に回る。

 ロータリークラブが座間商工会青年部、座間青年会議所などと実行委員会を3月に結成し、新型コロナの感染防止策を模索しながら、20歳の門出を祝うイベントを検討した。

 成人式の対象者1273人に参加を呼び掛ける。参加費は無料で事前申込制にした。感染防止策として定員の600人を超えた場合は2部制にし、家族の入場を制限する。ロータリークラブのホームページで5月末まで受け付ける。

 会場はハーモニーホール座間(緑ケ丘1丁目)。成人代表のあいさつなどの式典のほか、地元出身の音楽家によるライブ演奏などを行う。平服での参加を促してバーチャル映像で着付けが楽しめるコーナーや郷土史、市内の名所などを紹介する交流ブースも設ける。

 運営資金は企業協賛やクラウドファンディングで募る。市などが後援する。

 溝渕会長(51)は「コロナ禍にあっても成人式を実施した自治体もあり、その対応策を参考にする。大人の仲間入りをした若者をお祝いする場を何とかつくってあげたかった。諦めずに努力すれば実現できるという大人の背中も見せたい」と話している。

 1月の成人式を巡っては、年明けから感染者が急増したため、県内自治体でも開催可否の判断が分かれた。

 座間市では「苦渋の決断」(佐藤弥斗市長)で中止にし、あいさつなどの動画配信に切り替えた。市民から70件を超える問い合わせがあり、再考を求める意見も寄せられた。