緊急事態宣言下のゴールデンウィーク 去年・おととしの人出は?

緊急事態宣言期間中に迎えた大型連休。人出は「間違いなく減少している」と菅首相は緊急事態宣言の効果を強調しましたが、実際はどうだったのでしょうか?

5月4日午後3時の都内の人出を2020年5月と比較すると東京駅79.4%、新宿・歌舞伎町19.3%、渋谷センター街118.3%増えています。しかし、新型コロナウイルスがなかった2019年5月と比較すると、全ての場所で50%以上、人出は減っていました。

一方、緊急事態宣言の対象になっていない地域でみると群馬県の伊香保温泉は2020年5月と比較すると248.5%、神奈川県箱根町は208.9%、千葉県のふなばしアンデルセン公園は2020年は休園していた影響もあり4342.6%増えています。そして、2019年の5月と比べてみても増えてしまっています。緊急事態宣言の対象が東京など限定されたエリアになっていることで対象外の観光地に人が集中し、人出が増えてしまっている可能性もあります。

このことについて慶應義塾大学特任准教授・若新雄純さんの考えは?そして、緊急事態宣言の2週間程度の延長を検討する政府の方針との検証を行いました。

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