松浦特産「キンショーメロン」 まつり盛況 1000箱完売

初夏の味覚、キンショーメロンを買い求める人たち=道の駅「松浦海のふるさと館」

 松浦に初夏の訪れを告げる「キンショーメロンまつり」が2日、長崎県松浦市志佐町の道の駅「松浦海のふるさと館」で開かれ、早朝から数百人の買い物客が行列をつくり、用意した約千箱は午前中で完売した。
 松浦特産のキンショーメロンは鮮やかな黄色い玉と爽やかな甘さ、シャキシャキとした食感が特長。地域のナンバーワン、オンリーワンを集めた松浦の戦略商品「松浦の極(きわ)み」12品目の一つにも選ばれている。
 同まつりはJAながさき西海松浦メロン部会(辻邦彦部会長)が例年ゴールデンウイーク期間中に開いていたが、昨年はコロナ禍で中止となったため2年ぶりの開催。等級や大きさ別に市価より2~3割安い1箱3千~4千円、4~5個入りの袋詰めは2千円で販売した。
 会場は販売開始2時間前から長い行列ができる盛況ぶり。何箱もまとめ買いをし、遠方への発送を申し込む人の姿も見られた。佐世保市棚方町から訪れた楠田比夫美さん(70)は「毎年買いに来ている。島根の兄に季節のあいさつで送ります」と話した。

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