何でも自分発信…自衛隊をも振り回す吉村洋文府知事の“気が済まない病”

大阪の感染拡大は続いているが…

新型コロナウイルスの新規感染者が高止まりを続け、死者も急増している大阪府の吉村洋文知事(45)の“病”が深まっているという。

大阪では5日、新たに668人の感染と、25人の死亡が確認された。

府は毎日午後5時にホームページ上で感染状況を発表している。吉村氏がテレビ出演する際は、ホームページに先立って新規陽性者数などを発表しているが、在阪テレビ関係者は「新聞やテレビが、知事の発言やホームページでの発表より前に報じると、毎回大騒ぎにして大変なんです。知事は自分が発信しないとご機嫌斜めになってしまうんです」と明かす。

何でもかんでも真っ先に自分が発信しないと気が済まない性格は、他の場所でもハレーションを起こしているという。府政関係者の話。

「先日、大阪でのワクチンの大規模接種センター会場が府立国際会議場に決定しましたが、ワクチン接種の運営にあたる自衛隊関係者が接種会場の調整を進めている段階で、吉村氏が場所について先に言及した。吉村氏が勝手に了解なく発言したことに防衛省、自衛隊関係者が怒っていました」

吉村氏は、不足する看護師の派遣を滋賀県に求めた際も、事務方が調整している段階にもかかわらず、会見で「一定支援をいただけると思っている。滋賀県のみなさんに感謝申し上げたい」と発言。発言後にテレビに出演し、三日月大造知事に直接要請したのはその後だったこともあって、ネット上では「相手先の事情より、先に発信することを優先している」などと批判された。

感染状況が悪化するにつれ、テレビへの露出が増えがちな吉村氏には、「テレビ出てる場合か!」「そんなことより仕事しろ」といった非難もあるが、前出関係者は「世間から叩かれても、同じことを繰り返す。テレビで目立てばOKというスタンスは、もはや病気のレベルかも」とあきれている。

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