エンゼルスに痛手 レンドンが左膝の打撲で再び故障者リスト入り

日本時間5月6日、エンゼルスは正三塁手のアンソニー・レンドンを左膝の打撲により10日間の故障者リストに登録したことを発表した。レンドンは日本時間5月4日のレイズ戦で左膝に自打球を当て、負傷交代していた。エンゼルスはレンドンの故障者リスト入りに伴ってロースターを入れ替えており、テイラー・ウォードとフアン・ラガレスの2人がメジャー昇格。マイク・マイヤーズは故障者リストから戦列復帰を果たした。また、ジェームス・ホイトがマイナー降格となり、ベン・ローウェンはDFAが発表されている。

レンドンは日本時間4月13日に左股関節痛で故障者リスト入り。同27日に戦列復帰を果たしたばかりだった。同29日から5試合連続安打を記録し、2本のアーチを放つなど、徐々に調子を上げていたが、同5月4日のレイズ戦の第4打席で左膝に自打球を当てて負傷交代。フィールドを去る際には自力で歩くことができず、コーチとトレーナーの助けを借りてベンチへ退いた。同6日にMRI検査を受け、左膝の打撲により故障者リスト入りすることが決定した。

現在30歳のレンドンは7年間プレーしたナショナルズからFAとなり、7年2億4500万ドルの大型契約でエンゼルスに加入。移籍1年目の昨季は52試合に出場して打率.286、9本塁打、31打点、出塁率.418、OPS.915をマークし、今季はここまで15試合に出場して打率.276、3本塁打、11打点、出塁率.348、OPS.814という成績を残していた。5月に入って打率.455(11打数5安打)、1二塁打、2本塁打、OPS1.591と調子を上げていただけに、強打の三塁手の離脱はエンゼルスにとって大きな痛手となるに違いない。

レンドンが戦列を離れたことにより、エンゼルスでは日本時間5月5日のレイズ戦でフィル・ゴスリン、同6日の同カードで新人のホゼ・ロハスが三塁手としてスタメン出場。大幅な戦力ダウンは避けられないだろう。

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