本田圭佑が激白 腕時計問題&アゼルバイジャンのVAR導入などに言及

本田圭佑

アゼルバイジャン1部ネフチ・バクーの元日本代表MF本田圭佑(34)が、ネフチTVのインタビューで同国リーグでのビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)導入を訴え、初見では必ず不思議がられる“腕時計問題”についてもストレートに答えた。

VARといえば、2―2のドローだった4月10日のガバラ戦でのこと。本田は味方選手が相手のペナルティーエリア内で反則を受けたと主張し、VARでのジャッジを求める四角い枠を両手で描くおなじみのジェスチャーを2度にわたって行った。しかし同国リーグでは導入されておらず、地元メディアから冷ややかなツッコミを入れられた。

そんな経緯もあるシステムについて「アゼルバイジャンにVARシステムがないことを知らなかった」と当時の無知を告白。ただ、このままでいいというわけではなく「審判に再考してもらいたいと思う。審判も人間だし、間違いを犯す可能性はある。だからこそ後で間違いを訂正した方がよいでしょう」と語った。

またネフチ・バクー加入の経緯も言及。ポルトガル1部ポルティモネンセの登録問題でプレーできなかったことを踏まえて「クラブを見つけるのは困難だった。一部のリーグでは、移籍ウインドーが閉じており、開いているところもあった中、ネフチでチャンピオンになるチャンスがあった。この機会に興奮している」と説明した。

加えてアゼルバイジャンでの挑戦は決してお金のためではないことも「ネフチという大きなクラブでプレーすることを誇りに思う。よかったら社長に自分の給料をネフチの社長に聞いてみてもいい」と強調。制度上はJリーグ復帰も可能だったが「日本では3年間プレーしたので、帰国したくなかった」と、これまでの主張を繰り返した。

ほかにも一般的には奇異に映る両腕に時計をつける理由も「時計の1つは日本での時間を示し、もう1つは自分がいる国での時間を示している。これが私のスタイルだし、ファンションも好きなので」と改めて言及。ちなみに2012年5月に日本代表の一員としてアゼルバイジャン代表と対戦したが「対戦したことは知っていたが、試合内容は記憶にない」とのことだった。

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