レーマンがヘルタ執行役員から解任…元ドイツ代表に人種差別的メッセージ

 イェンス・レーマン氏はデニス・アオゴに人種差別的なメッセージを送ったとして、ヘルタ・ベルリンの執行委員会から解雇された。

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 ドイツ代表で12キャップを記録したアオゴは今夏に現役引退後『スカイ・ドイツ』で解説者として活躍しており、UEFAチャンピオンズリーグ準決勝マンチェスター・シティとパリ・サンジェルマン戦前に、『WhatsApp』でレーマン氏から送られたメッセージのスクリーンショットを公開。人種差別を助長させる内容で、レーマン氏はTwitterで謝罪を表明。「デニスに送ったメッセージが印象を悪くし、彼に会話の中で謝罪した。彼は非常に知識が豊富で存在感があり、『Sky』に視聴率をもたらしている」と弁明している。

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 レーマン氏はヘルタ・ベルリンの戦略的パートナーである『Tennor Holding』とコンサルタント契約を結んでいたが、同社は今回の騒動で契約終了を発表。ヘルタも声明で『Tennor Holding』の措置に合意し、取締役を務めていたレーマンの解任をアナウンスしている。

人種差別的な発言でレーマンがヘルタ取締役を解任 Photo Matthias Hangst

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