集めだしたら止まらない!御朱印集めのルールと見方、厳選された5つの御朱印を紹介

御朱印とは?

御朱印とは、神社や寺院に参拝することで得られる参拝証。神との縁結びの象徴でもあります。当初は写経奉納が必要でしたが、時代とともに簡略化され、志納金を払うと手に入るようになりました。

御朱印の一般的な金額は300円から500円ほど。限定御朱印は500円から1,000円程度です。

時代とともに進む御朱印文化

以前、御朱印は神社やお寺の判子が押され、筆で寺社名を書くのみという、かなり簡素なものでした。現在はそれだけでなく、色彩やデザイン、絵柄も「芸術」のレベルまで多様化しており、「かわいい」「美しい」と驚いてしまうものも。

国内外を問わず御朱印を集める人が増えています。

御朱印集めに必須!御朱印帳

御朱印を集めるために必要なアイテムが、御朱印帳です。有名な神社やお寺、書店などで販売されています。価格は1,000円~2,000円とさまざまです。

御朱印帳のサイズ

御朱印帳には、18センチ×12センチ(大)と16センチ×11センチ(小)の2種類のサイズがあります。個人的には、大きなサイズのほうが使いやすくてオススメ。紙の面積が大きいので、書き手も書きやすく、特別な御朱印をもらう場合も「御朱印帳に収まりきらない」という心配もありません。

自分の好きな御朱印帳を選んで、美しい世界に足を踏み入れてみましょう。

神社とお寺の御朱印帳は分けるべき?

調べていると、神社とお寺の御朱印帳は分けなければならないというルールを見かけますが、これは明治時代に日本で行われた政策・神仏分離令によるものかもしれません。

場所によっては断られるケースもあるかもしれませんが、ごく少数のケースなのであまり気にしなくてよいでしょう。とはいえ筆者の場合は、整理のしやすさと鑑賞のために御朱印帳を分けています。

御朱印のマナー

御朱印収集にはルールがありますので、ぜひ覚えておきましょう。

まず、社務所に御朱印をお願いするときは、「御朱印をお願いします」と伝えてください。御朱印をいただける場所には「御朱印所」や「納経所」と表示されることが多いです。

御朱印の見方

御朱印の判子の位置は、神社やお寺ごとに違いますが、上の写真を参考に見てみましょう。

オススメの御朱印5つ

御朱印帳が10冊にもなった筆者オススメの、ユニークな御朱印を紹介します!

1.明治神宮

令和元年5月1日は、日本の元号が平成から令和に変わった最初の日。その日の日本のニュースで話題だった出来事は、「明治神宮」の御朱印を求めて多くの人が並んだというニュースでした。

筆者も8:30から並び、5時間かけて手に入れました。とても思い出深い御朱印です。

2.桜神宮

東京都世田谷区の桜神宮では、本殿前の2本の河津桜が咲き始めると、限定御朱印を用意します。

桜の季節限定の御朱印には、金の墨汁で書かれ、ピンクの桜の判子が押されていてとても芸術的。感嘆すること間違いなしでしょう。

3.清光院

静岡県の東伊豆町にある清光院には、金運を招く「蛇石」があります。住職も、弁財天の化身と伝えられる白蛇を飼っています。

この限定御朱印は、白蛇が脱皮した時にしか書かない限定御朱印。右下の金色の部分が脱皮の一部です。

4.武蔵野坐令和神社

埼玉県にできた新しいランドマーク「角川武蔵野ミュージアム」の隣でいただいた御朱印です。新元号「令和」の名を冠した新しい神社「武蔵野坐令和神社」。

建物は隈研吾(くま けんご)氏がデザインを監修しています。また、本殿内の天井画は「ファイナルファンタジー」ゲームのキャラクターデザインを担当した、画家の天野喜孝(あまの よしたか)氏が描いているので、ファンはぜひ見てみてください。

5.宝満宮竈門神社

九州の太宰府天満宮から車で約10分の場所にあり、アニメ「鬼滅の刃」で人気スポットとなった神社です。

アニメ主人公の「竈門炭治郎(かまど たんじろう)」の姓など、この宝満宮 竈門神社と物語との共通点が多く、境内の絵馬壁にはキャラクターが描かれた絵馬が飾られています。どれもキャラクターの特徴をつかんだ見事な絵でした。

御朱印集めで日本の文化にふれよう

御朱印集めの目的は人それぞれ。しかし共通して言えることは、「日本の伝統文化」に触れられる、ということです。御朱印を手に入れて、神社やお寺を応援したり、特別な思い出を作ったりしてくださいね。

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