【淡路島】大自然とアートにふれられる「淡路花博20周年記念 花みどりフェア」開幕!

島全体が会場の入り口!淡路花博20周年記念 花みどりフェア

山と海に囲まれた温暖な気候の淡路島は、四国関西地方を結ぶ要所。1995年には阪神・淡路大震災によって大きな被害を受けましたが、土地の歴史と文化を守り、豊かな自然を育んできました。

そんな淡路島では、今年「人と自然の共生」の理念を掲げ、淡路島の魅力ある美食や歴史、文化、自然などを世界に発信する「淡路花博20周年記念 花みどりフェア」(以下、淡路花博20周年記念)を開催します。

開催期間は春期と秋期の2回にわかれています。春期は2021年3月20日〜5月30日まで、秋期は9月18日~10月31日までです。

淡路島は、日本の皇室に海産物を献上していた歴史もあり「御食国(みけつくに)」と呼ばれるなど、古くから豊かな食文化がありました。

ほかにも独自の文化が発達しており、さまざまな体験ができる場所です。今回は、淡路花博20周年記念のオススメスポットを紹介します。

淡路花博20周年記念では、淡路洲本南あわじという3つの会場があります。アクセスなど詳細については、公式HPをご覧ください。

1.淡路会場

淡路会場の主なエリアは、淡路夢舞台淡路島国営明石海峡公園の2つ。

淡路夢舞台は、淡路花博「ジャパンフローラ2000」が開催された2000年に、建築家・安藤忠雄氏の設計によりオープンしました。自然と人とが共に生きる空間として建てられており、今や地元の人の自慢の景勝地。世界各地から毎年この風景を見に観光客が訪れます。

階段状に広がる回遊式庭園「百段苑」は、100個の花壇からできています。1995年に発生した阪神・淡路大震災の被災者への「祈りの庭」として作られました。

季節によって色とりどりの花が咲きます。

高さ約17メートルある「楕円フォーラム」のやわらかな曲線デザインは、息をのむほどの美しさ。日本の人気アイドルグループ櫻坂46のミュージックビデオにも登場した場所です。

春期限定のオブジェ展示には、ずば抜けた個性がありながら周辺の環境に溶け込んだ、唯一無二の作品の数々が展示されています。

「奇跡の星の植物館」は、西日本最大規模の温室です。ここでは「自然と人間の共生」と「五感を磨く」をテーマに空間作りが行われ、8つの展示エリアが用意されています。

展示は季節ごとに変わります。早春のラン展や薔薇祭、トロピカルフラワーショー、クリスマスフラワーショーなど。いつ訪れても楽しめます。

とくに1月~3月は、珍しい極小ランをはじめ、夢のような美しさのランを心ゆくまで観賞できます。4月11日までの特別展では、ベッドのスプリングをリサイクルして作られた花の壁がとても印象的でした。

桜の季節には、展示された伝統工芸品や、畳や瓦などを利用した日本式庭園を桜とともに楽しむことができます。

淡路夢舞台及び周辺アクセスの詳細は公式HPをご覧ください。

百花繚乱の景色を楽しみたい方は、淡路島国営明石海峡公園に訪れましょう。とくにチューリップが満開に咲く春は、草原の上に大パノラマの絵画が描かれているかのようです。

公園内にあるビジター棟では、春期のイベントとして、TAKI TAMADA(玉田多紀)氏プロデュースによる古紙リサイクルの段ボールアート作品展を開催。

生き物の視点から社会問題を表現したり、来客者も動物の目線を体験できたりと、生命力みなぎる作品が展示されています。時間があれば、段ボールでお面を作るワークショップにも参加できますよ。

2.洲本会場

洲本会場にある三熊山・曲田山ゾーンでは、国指定の史跡である洲本城跡が広がっています。城郭の名残りである石垣の保存状態はとても良好。

現在の天守閣は、1928年に鉄筋コンクリートで建造された模擬天守です。これは日本最古の模擬天守として有名になりました。天守閣へ上ると、淡路海峡と市内の開放的な景色が堪能できます。

3.南あわじ会場

南あわじ会場(淡路ファームパーク イングランドの丘)では、自然・花・動物が楽しめます。

ここでの人気者は、コアラ。ギネス世界記録に認定された最高齢の24歳のコアラもいます。コアラに会いに行きたい方は、「西オーストラリア州友好記念館」に行きましょう。兵庫県と西オーストラリア州の友好関係が締結された記念として建てられた施設です。

エリア内には花畑もあり、春になると10万本のネモフィラが咲き、夢のような美しい景色が広がります。

また、いちご狩りや玉ねぎの収穫、パン作りなどの体験イベントもあります。子どもと一緒に来ても楽しめますよ。

アニメ、キャラクター好き必見!周辺スポット

淡路島では日本のアニメやキャラクターの施設がたくさんあります。訪れると、アニメの世界観に没頭できますよ!

ハローキティスマイル(HELLO KITTY SMILE)

1974年にハローキティが誕生してから、50年近くもの月日が流れました。しかしその魅力はとどまることを知らず、世代を超えて愛され続けています。

この施設では、竜宮城のある海の世界で乙姫になったハローキティに出会え、ファンタジーの世界を堪能できます。

レストランもあり、かわいい食器に盛られたおいしい料理も楽しめますよ。

グッズショップでは、限定商品や乙女心をくすぐるマスク、可愛いバッグなどが揃っています。

ニジゲンノモリ

「ニジゲンノモリ」は、日本のアニメや漫画をテクノロジーや自然と融合させたテーマパーク。東京ドーム約28個分(約134ヘクタール)の広さをもち、淡路島公園の中心部に位置しています。

テーマパークには『ゴジラ』『NARUTO-ナルト-』『クレヨンしんちゃん』『火の鳥』の4つのエリアがあります。すべてのアトラクションで遊ぼうと思うと、1日では足りないかもしれません!

オススメは、「クレヨンしんちゃんアドベンチャーパーク」。54体のクレヨンしんちゃんとキャラクターたちにあちこちで出会えたり、ARアプリを使ってキャラクターと話したりできるんです!

映画『嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦!』をモチーフにした大型アスレチック「アッパレ!戦国大冒険!」では、大人も子どもも体力の限界とバランス感覚に挑戦できますよ。

勇気のある方は、高台にある「チャレンジ!アクション仮面飛行隊!」も行ってみましょう。アクション仮面のヘルメットをかぶり、ジップラインで池の上を飛行するスリル満点のアトラクションです。

また、世界中で旋風を巻き起こした『NARUTO-ナルト-』のエリアは、入り口から作品の世界観が感じられます。アトラクションは「天の巻」と「地の巻」、「地の巻-外伝-」の3つです。

アニメのキャラクターたちを救うため、試練を潜り抜ける立体迷路アトラクション。または頭脳戦のリアル謎解きゲームの旅。ファンはワクワクしながらすべての任務を完遂できるでしょう。

最後に、ショップで限定アイテムを手に入れることも忘れずに!

自給率は100%超え! 淡路島のオススメグルメ

淡路島では、野菜や果物、乳製品、淡路牛や海産物などあらゆる食材がそろっています。なんと食料自給率は100%超え! 地元のレストランも島の食材を使った料理が多くあります。

「G.エルム (G.ELM)」

24年以上にもわたって営業しているジェラート専門店「G.エルム (G.ELM)」。ジェラートのポイントは生乳。長年提携している農場の、こだわりの牛乳を使用しています。

お店では、およそ14種類のフレーバーが提供されています。期間限定もあるので訪れたらチェックしてみましょう。

今回は、しぼりたて牛乳とミックスフルーツ、紫芋のジェラートを注文しました。しぼりたて牛乳は香り高く素朴で濃厚な味わい。食べたらやみつきになりますよ。

爽やかなミックスフルーツは柑橘類や桃、バナナ、リンゴ、牛乳が入ってとてもフルーティー。紫芋は、食材のほんのりした甘さと豊かな風味が堪能できます。

「fortune」

G.エルムの隣にあるのが、シフォンケーキ専門店「fortune」です。主原料は卵、牛乳、国産の米粉と小麦粉のみ。無添加がポイントです。休日のお昼には売り切れてしまうほどの人気!

ていねいに作られたシフォンケーキは、お店の人の愛情まで伝わってくるよう。常連のお客さんが多いことに納得です。

「あわじ島バーガー 淡路島オニオンキッチン」

「道の駅うずしお」には、ハンバーガー専門店「あわじ島バーガー 淡路島オニオンキッチン」があります。ここも休日には長い行列ができるほどの盛況ぶり。

一番人気は、全国ご当地バーガーグランプリでグランプリを獲得した「あわじ島オニオンビーフバーガー」(660円)。フレッシュな野菜の上に玉ねぎカツ、さらにその上には濃厚なトマトソースがかかった甘辛い淡路牛。ひとくち食べると素朴なおいしさが口の中に広がります。

500年の歴史を持つ文化「淡路人形座」

淡路島には、500年の歴史をもつ伝統芸能があります。それが、人形遣い、太夫(語り)、三味線弾きからなる淡路人形浄瑠璃です。もともと神社の祭祀の儀式でしたが、次第に民衆向けの演劇となり、代々受け継がれてきました。

人形は3人で操作します。人形遣いを務めるのは、熟練の遣い手。本物の人間のようにしなやかで美しい動きが見る人をひきつけます。

日本の美術家・清川あさみ氏プロデュースの今春特別公演では、伝統的で斬新な作品「戎舞+(えびすまいプラス)」を披露。 海を司る戎神が、人々の航海の安全を祈願して踊る物語です。

華やかで高貴な衣装をまとった人形の舞いにアニメーションが加わり、より華麗で印象的な演目となっています。

鳴門海峡で世界最大の渦潮を見よう!

淡路島を訪れたら渦潮もぜひ見ておきたいもの。渦潮は、太平洋と瀬戸内海の潮の干満の差で流れの速さが変わることで起こる渦のことです。とくに秋と春の鳴門海峡の渦潮は、世界最大規模の渦潮が発生すると言われています。

渦潮を見るなら、揺れも少なく静かに進むうずしおクルーズ「咸臨丸」がオススメ。渦潮が発生しやすい便の出航時刻を確認し、エキサイティングなうずしおクルーズの船旅へ出発です!

島の宿だから体験できる贅沢な時間

淡路島には、肌がなめらかになる温泉旅館もあれば、素晴らしい海の景色が望めるホテルなど、さまざまなタイプの宿泊施設があります。

ホテルニューアワジ(HOTEL NEW AWAJI)

こちらは和の空間で紀淡海峡を一望できる「夢大地」と、温泉露天風呂を設えるスイートルーム「ヴィラ楽園」の客室が魅力の宿です。一部の客室には庭園も付いており、満天の星空と、ゆっくりと昇る朝陽を独り占めできます。

取材時の料理は、石焼きステーキとしゃぶしゃぶが両方ある淡路牛会席コースをいただきました。ふっくらとした食感の桜鯛や、きめ細かい肉質の淡路牛など、旬の海と山の幸を一度に楽しむことができます。

グランドニッコー淡路

「グランドニッコー淡路」は夢舞台の中にあるリゾートホテル。9種類ある客室はどれも採光がよく、明るくて広々とした空間。窓から青く澄んだ瀬戸内海や季節の花が咲く公園が見渡せ、快適な滞在が楽しめます。

ビュッフェ形式の朝食では、牛乳、ジャム、サラダ、焼き立てクロワッサン、シェフの作りたてオムレツなど、兵庫県産と地元の特産品を使った料理がいただけます。ごちそうを食べて、素敵な1日をスタートさせましょう。

淡路島で自然環境を考える

淡路花博20周年記念では美しい大自然と文化に触れることができます。それは、自分たちを取り巻く環境について考えるきっかけになるかもしれません。淡路島の自然に癒されながら、環境についても想いを馳せてみましょう。

Written by miho
Sponsored by 淡路花博20周年記念事業実行委員会

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