ミスタープロレスこと天龍源一郎(71)率いる天龍プロジェクトは、12日の東京・新木場1stRING大会を通常の有観客興行として開催する。
11日までの緊急事態宣言の延長が確実な情勢だが、天龍プロジェクト代表の嶋田紋奈氏(37)は「4月25日の新木場大会は緊急事態宣言の初日だったので無観客にしたと言った発言に責任を取ってない気もするんですが、このままどうするんだと週末まで待てる状況ではないのかなと。いつまでも始まらない天龍プロジェクトを見せるのも違うのかなと思いました。不要不急と言われたらそうかもしれませんが、プロレスをなりわいとする者として判断させていただきました」と説明した。
選手、スタッフを含め来場者への徹底的な感染予防策を講じた上での開催となる。来場者には「ご不安も当然あると思いますので、無理だけはせずにご判断をいただければ」と呼びかけた。
また出場選手にも改めて参戦の意思を確認しており、現状では発表済の5試合が開催予定だ。
「うっ血性心不全」による入院から4月28日に退院した天龍も来場予定で、嶋田代表は「解説をしっかりやらせます」と語った。
緊急事態宣言の発令を受け、対象地域のプロレス興行は中止・延期や、無観客興行を余儀なくされている。天龍プロジェクトも本格的な活動再開となった4月25日新木場大会は無観客での開催だった。