【シンガポール】中小企業の業績、回復傾向に=OCBC銀[経済]

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シンガポールの中小企業の業績が回復傾向にある。OCBC銀行が発表した2021年1~3月期の中小企業業況指数「SMEI」は51.2となり、改善と悪化の分かれ目となる50をコロナ禍に直面してから初めて超えた。

SMEIは、OCBC銀と取引がある10万社以上の中小企業(年間売上高が3,000万Sドル=約24億5,000万円=以下)の売り上げ、キャッシュフロー、取引などのデータに基づき、13年までさかのぼって算出した。指数が50を超えると「景況改善」、50を下回ると「景況悪化」となる。

21年1~3月期の指数は、20年7~9月期から3四半期連続で上昇した。業種別では、ヘルスケア、物流、倉庫、飲食、建設で50を超えた。

OCBC銀は、21年4~6月期の指数が急上昇すると見込んでいる。前年同期に重要産業以外の事業所を閉鎖する「サーキットブレーカー」措置が導入され、業績が大きく落ち込んでいた反動という側面が大きいと指摘している。

足元では、新型コロナウイルスの流行による入国制限で外国人労働者の不足といった問題を抱えており、中小企業の業績が持続的に改善するは不透明と説明している。