鎌倉宮|季節限定の御朱印は必見!獅子頭のお守りも可愛らしい

鎌倉宮は二階堂にある、地元の人に愛される神社。

冬の梅、春の桜、初夏の紫陽花、秋の紅葉と通年通して草花が楽しめ、その時期にあった御朱印は必見です。

そして「日本でたった一か所だけの明治天皇が自ら命じ創建」されたとても貴重な神社でもあります。

ここでは鎌倉宮の自然や御朱印、お守り、歴史など見どころや楽しみ方を紹介します(^^)

ひとみ鎌倉宮は細かい見どころが多く、可愛らしい神社なので女性は好きだと思います。そして歴史的に重要な場所が残されているので、歴史好きにもたまらない場所です! ## 鎌倉宮へのアクセス

鎌倉駅から徒歩でのアクセス

鎌倉宮へは鎌倉駅からバスでも行けますし、少し歩きますが徒歩でも可能です。

歩きの場合は鶴岡八幡宮や老舗の和菓子屋や有名なパン屋などもあるので、色々寄り道しつつ訪れるのもおすすめです(^^)

だいたい鎌倉駅から鎌倉宮までは徒歩で30分程度です。

バスでのアクセス

JR 鎌倉駅東口から京急バスで10分。4番乗り場 【鎌20】大塔宮行きに乗り、大塔宮下車。バス停のすぐ近くにあります。

車でのアクセス

境内には乗用車20台程度の駐車スペース(鳥居の中の砂利の部分)があるので、無料で自由に停めれます。

そこが満車だった場合は、鎌倉宮の北西隣に鎌倉宮横駐車場(鎌倉市観光協会運営 有料)があります。大型バスも有料駐車場に停めれます。

駐車場予約が便利!

鎌倉宮は駐車場は大丈夫だと思いますが、他のお店や観光地は土地柄的に駐車場が無い場所が多いです。あったとしても満車で入れない…なんて事も。

そんな不安がある方は、【akippa(あきっぱ!)】 【特P(とくぴー)】 【軒先パーキング】などの駐車場事前予約サイトで行く場所の駐車場を検索し、予め駐車場を予約しておくと、当日は確実に駐車できて安心ですよ(^^)

鎌倉宮の詳細

住所神奈川県 鎌倉市 二階堂 154電話番号0467-22-0318拝観料無料受付午前9時から午後4時まで公式ホームページ

鎌倉宮の歴史

なぜ神社ではなく、宮なのか?

鎌倉宮は「日本でたった一か所だけの明治天皇が自ら命じ創建した神社」でとても貴重です。

鎌倉宮は「神社」なのに、なぜ「鎌倉神社」ではなく「鎌倉宮」という名前なのでしょうか?それは天皇家に関わる神社は、神社ではなく「宮」や「神宮」と呼ばれます。なので「宮」や「神宮」は非常に格式の高い神社です。その中で1番格式が高いのが、「明治神宮」。

神社というのは日本古来の神様ですから、日本で1番格式の高い神社は「明治神宮」になります。ちなみに仏教はインドが始まりと言われていて、中国から入ってきた文化でお寺に神様が祀られています。

鎌倉宮を創建したのは、明治天皇

鎌倉宮は明治天皇が、護良親王(もりながしんのう)を祀るために創建された神社です。でも明治時代と鎌倉時代では、約500年もの時間がたっていますが、どんな関わりがあるのでしょうか?

それは明治天皇と護良親王が同じ体験をしていることから、明治天皇が親しみを持ち、思いを重ねるところがあったからと言われています。その同じ体験というのが、「政権を幕府から国に移す」というものです。

「大政奉還」と「建武の新政」

日本は江戸時代までは幕府が国を治めていましたが、「大政奉還」つまり天皇に国政を返上し朝廷に実権を移しました。

そして鎌倉時代も護良親王が鎌倉幕府と戦い討幕し、政権を武士達から天皇に移しています。これを「建武の新政」と言います。

護良親王は、後醍醐天皇の第三皇子。後醍醐天皇に命じられ、鎌倉幕府の討幕し成功し、平和な世を実現しました。

そして征夷大将軍に命じられますが、足利尊氏の陰謀にはめられ9か月粗末で暗い土牢に幽閉され、その後足利尊氏の弟により牢の中で暗殺されます。若干28歳で、苦闘の生涯を閉じました。

明治天皇はこの死を悼み鎌倉宮を創建し、自ら鎌倉宮と命名したそうです。

「大政奉還」と「建武の新政」。どちらも武士から天皇に政治が移り激動の時代を過ごしたもの同士。明治天皇は通じるものを感じたんでしょうね。

https://kamakura-life.net/bakufu-3/

https://kamakura-life.net/bakufu-1/

鎌倉宮の見どころ

こちらが鎌倉宮の入り口です。

鳥居の中が広い駐車場スペースになっています。

鳥居からではなく、その横から入れます。

奥に進むと手水舎があるので、まずは手を清めてからお参りしましょう。

こちらが拝殿です。ここでお参りします。

その奥に一般の人は立ち入りできませんが、本殿、南方社、村上社があります。

節分などイベントの時やご祈祷をお願いすると、その時だけ本殿の前まで行けます。

拝殿には神に願い事を届ける「ひとこと願い事」や、鈴の音が身を清めて心を静めてくれる「神鈴(みすず)」、悪徳を断ち切り良縁を結ぶ盾「宮さまの盾」などがあります。

拝殿の隣には授与所があり、ここでお守りを買ったり、宝物殿の拝観料を支払ったりします。

春は桜がとても綺麗です。

厄除けの「盃割り舎」

盃を石に投げつけて粉々にすることで、体の中にある悪いものが祓われ厄除けできると伝えられています。

まず盃を100円で購入し、それから石に向かって投げます。

力が入るとコントロールが悪くなり石に当たらない、なんてこともあるので注意です。

もし盃が割れなかったら、もう一度投げて割ります。

病気が無くなる「撫で身代わり」

この像は「村上義光(むらかみよしてる)」を樹齢103年の大木で掘り上げ、撫で身代わりとして入魂しています。

村上義光とは、護良親王の忠臣。幕府軍と戦っている時にこれまでと覚悟を決めた護良親王が、酒宴をしていました。そこに村上義光は16本もの矢を突き立て、親王の鎧を着て敵の前に出ます。

「私は護良親王だ。今から私が切腹する姿を見て、お前たちが切腹するときの手本にせよ。」と告げ自ら腹を一文字に掻き切り壮絶な最後をとげ、護良親王は生き延びました。

村上義光は自らの命を捨て身代わりとなり、護良親王を守った事から撫で身代わりができました。

現在では身体の悪い部分と同じ箇所を撫でれば、病気回復のご利益があると伝えられています。その近くには願い事を届ける「身代わり絵馬(1000円)」もあります。

亀若丸(かめわかまる)

亀の頭を撫でで折り紙をひとつ持ち帰ると、鶴と亀が揃い「健康長寿」のご利益が得られます。

手水舎の近くにある、可愛らしい亀です。

護良親王が幽閉されていた土牢

鎌倉宮の有料エリア「鎌倉宮宝物殿」には、護良親王が幽閉されていた土牢や、護良親王の首が置かれた御構廟が今も残されています。

護良親王は暗殺された時、使われた刀を噛み折り、死んでも離さなかった為、足利尊氏の弟は恐れをなし首を置いて逃げ去ったと言われています。

そんな壮絶な場所が鎌倉宮宝物殿には今も残され見れることができるので、歴史好きの人はゆっくり時間をかけて1時間くらいかけて見てまわるそうです。

他にも護良親王の木像や、明治天皇の写真なども展示されています。

鎌倉宮の御朱印

御朱印は拝殿の横にあるこちらの社務所で頂きます。御朱印は受付から渡して、番号札をもらいその場で待つタイプです。長谷寺や円覚寺のように、お参り前に渡すものではありません。

鎌倉宮の御朱印は、数種類あります。左側が見開きタイプのもの。見開きでなく「鎌倉宮」だけにもできます。見開きは月によって星座が変わります。

右は大塔宮の鹿の御朱印。昔は鎌倉宮には鹿がいて、「神鹿」として奉納されていたそうです。今は鹿はもういませんが、休憩所には鹿の剥製が置かれています。

令和の御朱印や、鎌倉宮オリジナルの御朱印を購入すると「護良親王」の御朱印も頂けます。「毎月1日の月首祭」「20日の月次祭」祭事限定の御朱印や、健武の中輿十五社めぐりの御朱印も頂けます。

期間限定の御朱印

鎌倉宮では季節毎に期間限定の御朱印が登場します。テレビで紹介されたりするので、ミーハー心がくすぐられます。毎月来て集めていくのも楽しいですね!過去の限定御朱印の一部を紹介します。

将軍梅(2月)

白雪桜と雛鶴神社(4月)

紅天井(12月)

御朱印帳は、獅子頭と護良親王

鎌倉宮オリジナルの御朱印帳「獅子頭」。色も黄色、赤、水色、緑などカラーバリエーションが豊富。「護良親王」の御朱印付き!

右は「護良親王」の御朱印帳。渋いですね。左は桜の模様なんですが、こちらには希望すれば表紙に名前を入れてくれます。名前出なくて、御朱印帳と入れてもらってもOKです。

お守りのおすすめは獅子頭

鎌倉宮にはいくつかお守りの種類がありますが、鎌倉宮と言えば「獅子頭」のお守りです。

護良親王が兜の中に獅子頭のお守りを忍ばせ戦いに向かい、鎌倉幕府討伐を果たした事から、鎌倉宮の創建当初からお守りとして大切にされています。

獅子頭は古くから「厄を食べ、幸せを招く」と言われていて、「厄除け・幸運招来・交通安全・身代り」の願いを叶えるお守とされています。

いろんなサイズの獅子頭が売られていて、玄関におけば悪いものを追い払い福を招き、車に乗せれば身代わりになり身を守ってくれます。

正面衝突をされた車がフロントに獅子頭を載せていたので、獅子頭が割れ身代わりとなり、怪我がなかったという実話もあります。

鎌倉宮のご利益

鎌倉宮には獅子頭の「厄除け、幸福招来、交通安全、身代り」のご利益の他に、家内安全、商売繁盛、合格祈願、病気平癒、心願成就、攘災招福、忌明清祓のご祈祷を受けることも可能です。

絵馬も獅子頭

絵馬も獅子頭。可愛らしいですね。福が来そう♫

おみくじは、宮司さんの手作り

おみくじは鎌倉宮の宮司さんの手作り。他にはない、持ち帰りたくなるおみくじ。

鎌倉宮は、四季やイベントも楽しい

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鎌倉宮では、結婚式を行うことができます。他にも七五三や、毎月第二日曜日に骨董市を開催しています。

鎌倉宮に行くなら一緒に行きたい場所

鎌倉宮方面に行くなら一緒に行きたいのが、鶴岡八幡宮、荏柄神社、覚園寺、瑞泉寺など。

鶴岡八幡宮経由で歩いて行くなら、その途中にある老舗和菓子屋さんの「旭屋」や、人気のパン屋さん「ビゴの店 モン・ペシェ・ミニョン」。ランチならお蕎麦の「鎌倉武士」もおすすめです。

バスで向かうなら鎌倉宮を拠点に足を伸ばして、覚園寺や瑞泉寺に行くのもいいですし、金沢街道沿いの報国寺や浄妙寺や杉本寺までも歩けます。

その季節にあった場所に行くと、四季が楽しめていいですね。冬は荏柄神社の梅、春は鎌倉宮近くの桜の道、初夏は鎌倉宮の紫陽花、夏は報国寺の竹林や苔寺の報国寺。

秋は鎌倉宮、覚園寺、瑞泉寺の紅葉がおすすめですよ(^^)

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終わりに

鎌倉宮は、獅子頭や期間限定の御朱印があったり、見どころの多い神社です。

そして鎌倉の歴史にとても関わりのある場所でもあります。

歴史的背景を知ってから行くとさ更に楽しめるので、もし初めて行く方は、ぜひ有料の鎌倉宮宝物殿も行ってみてくださいね!

ひとみ2月は豆まき、10月には薪能が開催されるので、そちらもお楽しみに(^^) ### こちらの記事も参考にどうぞ♫

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