【北鎌倉】円覚寺の見どころを解説!北条時宗が創建。紅葉がキレイなお寺

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臨済宗大本山 円覚寺は鎌倉五山第二位の格式の高いお寺で、広い境内には庭園や素敵なカフェがあったりとのんびり過ごすことができます。

春は桜、初夏は紫陽花、秋は紅葉と自然も豊か。

ここでは円覚寺の見どころや御朱印、座禅についてなど楽しみ方を詳しく紹介していきます(^^)

ひとみ円覚寺のお楽しみポイント♫- 方丈を見ながらのんびり

  • 妙高池で四季を感じる
  • 佛日庵で抹茶を飲む
  • 洪鐘弁財天で願いを叶える

鎌倉五山を解説!

室町幕府第3代将軍足利義満が寺院勢力をコントロールしやすくするため、お寺を格付けし順序を決めました。それを鎌倉五山と言います。

第一位から順に、建長寺円覚寺寿福寺浄智寺浄妙寺。第二位の円覚寺は、とっても格式が高いお寺です♫

時期やベストシーズン

円覚寺は自然が豊かなので、いつ行っても素敵な景色を見ることができますが、特に春の桜、初夏の紫陽花、秋の紅葉の時期がベストです。広い境内のいたることろで、自然を楽しむことができます。

https://kamakura-life.net/engakuji-2/

そして夏に行われる盆踊りは、地元の人達に長年愛されるお祭りです。ただお祈りと出し物と盆踊りを踊るだけですが、普段入ることができない夜に境内に入れますし、とても風情があって素敵です。

https://kamakura-life.net/enkakuji/

円覚寺の混雑状況

円覚寺は春の桜、初夏の紫陽花、秋の紅葉の時期は混雑はしますが、入れない程混在したり、並んだりすることはありません。

広い境内なので人でごった返すこともないですが、常に人はいるので人がいない写真を撮りたい時は冬などのオフシーズンに行くのがおすすめです。

御朱印は時間が掛かるので、最初に御朱印所に渡しておくとスムーズです。

円覚寺の歴史

開山した北条時宗は18歳で執権職につきました。当時は世界帝国であったモンゴル帝国の圧力が高まっていた頃。

時宗は得宗権力の強化を図りつつ、2度にわたるモンゴル帝国の侵攻を退け、日本の国難を救った英雄と称されるようになりました(元寇)。

そんな時宗が国家の鎮護、禅を弘めたいという願い、そしてモンゴルの襲来による殉死者を敵味方の区別なく平等に弔うために、1282年鎌倉時代後半に円覚寺を建立

円覚寺の由来は、大乗経典の円覚経が出土したことからその名がつきました。時宗は中国・宋より招いた無学祖元禅師を師として、深く信仰しその力を信じていました。

時宗は34歳で結核もしくは心臓病で死去し、円覚寺に葬られました。時宗死後も円覚寺は日本の禅の中心的存在となり、 五山文学や室町文化に大きな影響を与え、現在もさまざまな坐禅会が行われています。

円覚寺は北条時宗ととても所縁が深く、円覚寺の境内には時宗をまつる佛日庵もあるのでぜひお参りしてくださいね。

円覚寺のご利益

円覚寺のご利益は詳しく明記されたものはなく、円覚寺境内にある洪鐘弁財天のご利益は記載がありました。

開運招福、厄除け、商売繁盛、事業繁栄、家内安全、諸縁吉祥、合格祈願、技能上達、延命、利生、母子擁護

洪鐘弁財天は、かえるが縁起物です。可愛らしいかえるにお願いごとをしちゃいましょう。

円覚寺の見どころ

三門(山門)

入ってすぐ見えてくる山門は、三解脱さんげだつ(空くう・無相むそう・無願むがん))を象徴し、煩悩を取り払う仏殿に至る門とされています。

神奈川県指定重要文化財で、楼上には通常非公開である十一面観音、十二神将、十六羅漢が祀られています。

仏殿

円覚寺のご本尊が祀られている仏殿は、大正12年の関東大震災で倒壊しましたが、昭和39年に再建されました。ご本尊は「宝冠釈迦如来」

冠を被っておられる事から、その名がついたそうです。天井の「白龍図」は、守谷多々志画伯によって描かれたものでとても立派で迫力があります。

方丈(大方丈)

昔は住職が居住する建物でしたが、今は各種法要や、坐禅会、説教会、秋の宝物風入、チャリティーコンサートの会場として使われています。

普段から入ることができ、方丈の裏には心字池のある美しい庭園があり、椅子もあるので庭園を望みながらゆっくりと過ごすのがおすすめ。

方丈近くにある、ビャクシンは鎌倉市の天然記念物です。

舎利殿

舎利殿には、源実朝公が宋から請来したお釈迦様の歯「佛牙舎利ぶつげしゃり」が祀られています。

鎌倉時代に中国から伝えられた様式で最も美しい建物で、国宝にもなっています。屋根のこうばいや軒の反りの美しさが特徴。

「扇垂木」と呼ばれる、軒下から出ている上の段の垂木たるきが扇子の骨のように広がっている部分が見ものです。この「扇垂木」のおかげで屋根を一層大きく、建物全体を壮大に見せています。

ただ普段は公開されていません。毎年11月3日を含めた3日間、宝物風入で公開されます。宝物風入は建長寺と円覚寺で行われ、絵画・書籍・工芸品・彫刻などの宝物を拝観することができます。

妙高池(みょうこういけ)

円覚寺創建当時からある放生池。紅葉の時期になると、池の周りには真っ赤な紅葉が咲きほこりとても綺麗です。池には虎の頭に見立てた岩盤があり「虎頭岩ごとうがん」と呼ばれています。

桂昌庵

弓道場として使われる桂昌庵。週末になると弓道をする人達を見学することができます。鎌倉は流鏑馬が見れる場所ですし、普段なかなか弓道って見れないですから貴重ですよね。弓道している人は男性も女性もいて、とてもかっこいいですよ。秋は紅葉も綺麗です。

百官音霊場

百体の石像がある百官音霊場は、観音様のご利益に預かり、念じながらお参りすると心が清浄になり安心を得られるそうです。石像はそれぞれ顔が違うところも見どころです。

国宝大鐘と弁天堂

洪鐘弁財天を祀るお堂で、北条貞時が洪鐘とあわせて弁天堂を建立。

小高い丘にあり、茶屋があったり富士山が見れたりと食や景色が楽しめます。

御朱印やお守りが円覚寺とは別にがあるので、別記事で詳しく紹介します。

https://kamakura-life.net/oogane/

佛日庵

円覚寺を開山した北条時宗が祀られている佛日庵。

プラス料金を払うと、抹茶を飲むこともできます。庭園での抹茶は格別ですよ。

こちちらも御朱印やお守りが円覚寺とは別にがあります。

https://kamakura-life.net/butsunichian/

至る所で見られる、北条の家紋

円覚寺では至ることろで見られる三角のマークを見かけます。

これは「三つ鱗」と言い、執権だったの北条氏の家紋です。

鎌倉には円覚寺だけでなく、色んな場所で北条家の家紋を見る事ができます。

この家紋を見たら、ここは北条氏にゆかりのある場所なんだと認識できます。

円覚寺で座禅や写経をしよう

円覚寺では第2第4日曜日の午前中に、方丈で法話と座禅会が行われています。他にも土曜日の座禅会、宿坊座禅会、暁天坐禅会があり、写経会も行われていています。

宿坊以外は予約不要で、無料(拝観料は必要)なので初心者でも参加しやすいのでぜひ参加してみてくださいね。

御朱印

御朱印は境内にある御朱印所、佛日庵、弁天堂、舎利殿の4箇所で頂くことができ、御朱印帳もあります。

拝観受付横の御朱印所

  • ご本尊の御朱印「宝冠釈迦如来」
  • 寶雲閣(山門)
  • 正続院の御朱印(鎌倉二十四地蔵尊霊場第13番)
  • 東国花の寺百ヶ寺霊場第103番
  • 円覚寺百観音霊場初番
  • 円覚寺百観音霊場第100番
  • 伝宗庵(鎌倉二十四地蔵尊霊場番外)
  • 東国花の御朱印(鎌倉第11番)

円覚寺で御朱印を貰う時は、拝観料を支払ったらその横の御朱印所に行きます。そこで御朱印帳を預けて、番号札を貰い、拝観が終わったら受け取る形になります。

沢山の御朱印がありますが専用の御朱印帳だったり、一回の拝観で1つまでの可能性もありますので、御朱印所で聞いてみてくださいね。もしどれを貰っていいのかわからない場合は、ご本尊の御朱印がおすすめです。

だいたい20分から30分は掛かるので、拝観が終わったら頃にはスムーズに受け取る事ができます。

佛日庵で頂ける御朱印

  • 開基廟に祀られている「北条時宗公像」
  • 円覚寺百観音霊場第4番
  • 「十一面観音坐像」(鎌倉観音霊場第三十三番)
  • 佛日庵本堂のご本尊「地蔵菩薩坐像」(鎌倉二十四地蔵尊霊場第14番)

弁天堂の御朱印

  • 洪鐘弁財天
  • 開運弁財天

ここからはちょっとマニアックな御朱印です。

雲頂庵の御朱印

  • 入三摩地
  • 望岳殿(規定用紙書置)
  • 御本尊

黄梅院(円覚寺百観音霊場第2番)

續燈庵(円覚寺百観音霊場第3番)

壽徳庵(円覚寺百観音霊場第5番)

龍隠庵(百観音霊場第6番)

功徳林 / 大方丈(GW・11月の宝物風入限定)

舎利瞻禮 / 正續院舎利殿(GW・11月の宝物風入限定)

御朱印帳

円覚寺には数種類の御朱印帳があります。そして佛日庵にもオリジナルの御朱印があります。北条氏の家紋の御朱印が多いです。

お守り

お守りは開運、学業、交通安全、健康、心のお守り、長寿などのお守りがあります。

中でも可愛いと思ったのが、ペット愛護守りやねこまもり。ネコの形やネコの足の裏の形をしていて、ペットを飼っている人へのお土産にもいいですね。

あとは変わっているのは、「健康美脚守り」。いつまでも美しく健康でありますようにというお願いが込められています。

お守りも円覚寺だけでなく、洪鐘弁財天でも購入できます。

売店でお土産も要チェック!

円覚寺の売店には、様々な円覚寺グッズが販売されています。禅の教えの本から、長寿飴やせんべいなどお菓子、Tシャツまで販売されていてなかなか面白いですよ♫

円覚寺に入ってすぐの場所にあり、飲み物の自販機や椅子もあるので、疲れた時はここで休憩もできます。

円覚寺のアクセス方法

電車で行く場合

円覚寺はJR横須賀線「北鎌倉駅」下車徒歩1分と、とってもわかりやすいです。

駅を出たらすぐに円覚寺が見えてきます。

バスで行く場合

鎌倉駅発江ノ電バス「大船駅行」「上大岡駅行」「本郷台駅」行きに乗り、「北鎌倉駅」バス停で下車徒歩1分。

車で行く場合

北鎌倉の駐車場マップ

円覚寺には直営の駐車場はありません。周辺の駐車場を使うことになりますが、週末やシーズンによっては混雑して駐車できないことも。

もし不安がある方は、【akippa(あきっぱ!)】 【特P(とくぴー)】 【軒先パーキング】などの駐車場事前予約サイトで周辺の駐車場を予約しておくと、当日は確実に駐車できて安心ですよ(^^)

拝観時間などの詳細

住所鎌倉市山ノ内409電話番号0467-22-0478拝観時間3月~11月 午前8:00~午後4:30
12月~2月 午前8:00~午後4:00
弁天茶屋は午前9:00~閉門1時間前拝観料大人300円(高校生以上)小人100円(小中学生)公式ホームページ## 円覚寺の見どころまとめ

円覚寺は見どころが沢山あるので、ゆっくり見て周るのがおすすめです。

ぜひ自然を楽しみながら、カフェなどでゆっくり過ごしてくださいね(^^)

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