ヤジもブーイングも関係なし アルトゥーベが逆転3ラン

【アストロズ7-4ヤンキース】@ヤンキー・スタジアム

5月6日(現地時間)、アストロズのホゼ・アルトゥーベは31歳の誕生日を迎えた。今回の敵地ヤンキー・スタジアムでのヤンキース3連戦ではサイン盗み問題に対するヤジやブーイングが鳴りやまなかったが、3連戦の最終戦、1点ビハインドの8回表にアルトゥーベが逆転の2号3ラン。アストロズは7対4で逆転勝利を収め、3連戦の被スイープを回避するとともに、連敗を3でストップして再び貯金を1とした。

サイン盗み問題が発覚してからアストロズがヤンキー・スタジアムを訪れるのは今回の3連戦が初めて。ヤンキースファンには「2017年のリーグ優勝をアストロズに奪われた」だけでなく「2017年にアーロン・ジャッジがアルトゥーベにMVPを奪われた」という思いもあるため、アルトゥーベに対してひときわ大きなヤジやブーイングが浴びせられたが、アルトゥーベは8回表の逆転弾でヤンキー・スタジアムに集ったファンを黙らせてみせた。

アストロズはヤンキース先発のゲリット・コールを打ち崩せなかったものの、2番手のチャド・グリーンからアルトゥーベが逆転3ラン。1点差に迫られた直後の9回表には4番手のジャスティン・ウィルソンからマーティン・マルドナードが1号2ランを放ってダメ押しした。試合後、アルトゥーベは「ベストのプレーをしようとしただけだよ。ブーイングされるのは好きではないけれど、それもゲームの一部だ。僕はチームの勝利にベストを尽くすだけさ」と語った。

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