【北鎌倉】建長寺の御朱印や見どころを解説!富士山が望める絶景のお寺

鎌倉で最も格式の高いお寺の「建長寺」。

国の重要文化財が沢山あり、色々なご利益を貰える有難いお寺です。

そんな建長寺の見どころや、おすすめの時期、歴史、御朱印や御朱印帳やお守りなどを紹介していきます。

ひとみん展望台からの眺めが最高!建長寺に行くなら、上まで登らなきゃ勿体無♫ ## 建長寺へのアクセスと詳細

建長寺アクセスMAP

建長寺へのアクセスは、JR北鎌倉駅から徒歩で15分です。JR鎌倉駅からだと徒歩25分で行けますが、急な坂道が続くので北鎌倉駅から鎌倉駅方面に歩いて行くのがおすすめです。

北鎌倉の駐車場マップ

建長寺の駐車場について

建長寺では総門の目の前に大きな駐車場がありますし、その他にも北鎌倉駅周辺を中心に駐車場がいくつかあります。

ただ桜や紫陽花、ゴールデンウィーク、夏休み期間中などの繁忙期は、どこも混雑し駐車場は一杯になってしまうことも。

もし不安がある方は、【akippa(あきっぱ!)】 【特P(とくぴー)】 【軒先パーキング】などの駐車場事前予約サイトで周辺の駐車場を検索し、駐車場を予約しておくと、当日は確実に駐車できて安心ですよ(^^)

建長寺の詳細

電話番号0467-22-0981住所〒247-8525 神奈川県鎌倉市山ノ内8拝観時間8:30〜16:30拝観料大人(高校生以上)500円、 小人(小中学生)200円宗派臨済宗建長寺派公式サイト

建長寺のおすすめの時期

建長寺は大きなお寺なので、見どころやイベントが多いお寺です。

その中で特におすすめの時期は桜と紫陽花と紅葉が見れる、3月下旬から4月上旬と、6月中旬頃と、12月上旬から中旬です。

桜の時期は桜のトンネルができて、とっても綺麗。個人的に鎌倉で1番綺麗な桜だと思っています。建長寺は展望台があるので、そこから見る桜や紅葉も素敵です。

2月の節分には、沢山の人が訪れ豆撒きが行われます。

そして年中写経・座禅・御詠歌・法話を行なっていて、気軽に仏教に触れることがことができます。どの時期でも何か学ぶことのできるお寺です。

https://kamakura-life.net/kenchoji-sakura/

https://kamakura-life.net/kenchoji-2/

建長寺の歴史

方丈(龍王殿)の正門の唐門。国の重要文化財。

1253年に、鎌倉幕府5代執権北条時頼により創建。中国から渡ってきた禅に強い興味を示した北条時頼が、蘭渓道隆を招いて建てた日本で最初の禅寺です。

本格的な禅の修行ができる場所として発展しましたが、最盛期に49もあった塔頭は火災で無くなってしまい、今存在しているもののほとんどは江戸時代に再建されたものです。

鎌倉幕府が滅びた後も足利幕府に保護され、鎌倉五山の一位として栄えてきました。臨済宗建長寺派の大本山で、現在でも各地に400以上の末寺があります。

ひとみん鎌倉五山とは?

室町幕府第3代将軍足利義満が寺院勢力をコントロールしやすくするため、お寺を格付けし順序を決めました。それを鎌倉五山と言います。

第一位から順に、建長寺・円覚寺・寿福寺・浄智寺・浄妙寺となっています。

建長寺の見どころ

建長寺の境内の地図

建長寺の見どころは、

  • 桜、紫陽花、紅葉などの自然
  • 法殿の天井にいる「雲龍図」
  • 鎌倉三名鐘である「梵鐘」
  • 天狗がいて、様々なご利益がある「半僧坊」

ゆっくり見て周ると、半僧坊に行かないならだいたい1時間くらい。半僧坊まで行くなら、1時間半くらいかかります。

建長寺には小さな〇〇院がいくつかありますが、そのほとんどは入ることができません。なので小さな小道で竹などが置かれて行き止まりになっている場所は、立ち入り禁止なので注意です。

詳しく見どころを紹介していきますね。

総門

建長寺の入り口 総門は、1943年(昭和18年)に京都の般舟三昧院から方丈と共に移設されました。

「巨福山」とは「大きな福をもたらす寺」という意味。第10世住職の一山一寧が書いたもので、「巨」という文字を書いている時に勢いで、「、」が加わってしまい、別名「百貫点」と呼ばれ「百貫の価値がある」と言われています。

桜の時期は総門から既に桜が見えていて、ここも一つの写真ポイントになっています。

三門

総門をくぐると見えてくるのが、唐破風造りで銅茅葺屋根の三門。高さは約20メートルもあり迫力があります。

この門をくぐると、「あらゆる執着心から解き放たれる」と言われています。門の上の楼上には、釈迦如来や十六羅漢や五百羅漢が安置していますが、見ることはできません。

仏殿(国の重要文化財)

仏殿は1647年に東京芝の増上寺から移設されたものです。

この本尊・地蔵菩薩は「天国から地獄に至るまで、すべての生物を救い、成仏させると誓う」有難い菩薩様です。北条時頼と蘭渓道隆の、「迷いの中から救い悟りを得る」という願いが込められています。

仏殿前の庭園のびゃくしんは、なんと樹齢760年!樹高13メートル、胸高周囲6.5メートルと大きなものです。

法堂(はっとう)

1814年に再建されたもので、関東最大の法堂。「迷いの中から救い悟りを得るために偉大な働きを持つ観音」と言われる「千手観音」が本尊として安置されています。

天井の雲龍図は創建750年を記念して小泉淳作画伯が描いたもので、約80畳分の大きさがあり迫力満点です。

方丈(竜王殿)と徳月楼

方丈とは昔住職が 住んでいた場所で畳の広いお部屋があり、現在は法要・坐禅・研修の場所として使われています。

方丈は普通に入ることができて、椅子が置かれているので「心字池」がある庭園を見ながらゆっくりとした時間を過ごすことができます。心字池は、漢字の「心」を形取ってると言われています。

梵鐘(ぼんしょう)

梵鐘は建長寺 創建当時の貴重な遺品で、鎌倉三名鐘のひとつでもあり国宝です。1255年に物部重光によって鋳造され、建長寺を創建した北条時頼が大旦那。

総高約208cmもある梵鐘は、三門の横の鐘楼に吊されています。関東一美しい梵鐘と言われていて、音色が人の泣き声に似ているということから「夜泣き鐘」とも呼ばれています。夏目漱石が、「鐘つけば銀杏ちるなり建長寺」という句を詠んだことでも有名です。

半僧坊と勝上獄展望台

建長寺の再奥にあり、方丈から15分くらい徒歩や階段で登った場所にある半僧坊。明治23年に静岡県の奥山方広寺から勧請され、周辺は天狗の像が鎮座しています。

火防、厄除け、交通安全など様々なご利益があるとされ、建長寺とは別にお守りの販売や御朱印、ご祈祷も行なっています。

半僧坊から更に上に行くと勝上獄展望台があり、上からの建長寺と相模湾、天気が良ければ富士山まで望めて絶景です!

天園ハイキングコースの途中にあるので、展望台を下って行くと建長寺に入ることもできます(拝観料はかかります)。

回春院と大覚池

回春院は小さな本堂と、大亀がいるという伝説がある「大覚池」があります。このあたりは建長寺創建の以前に心平寺というお寺があり、かつては地獄谷とよばれ刑場がありました。

大きな見どころは無いですが、可愛らしいお地蔵さんがいて、その御朱印が貰えます。運が良ければ猫にも会えるかも?!御朱印が欲しい人は立ち寄ってみてください。

ランチは、発祥の地でけんちん汁を食べよう!

建長寺は「けんちん汁」発祥の地です。「建長寺の汁」が訛って「けんちん汁」になったそうです。

けんちん汁は、ごぼうや大根や里芋などの野菜を胡麻油で炒めて、だし汁や醤油や味噌で味付けした精進料理です。だし汁も鰹節や煮干しではなく昆布や椎茸から取り、具材に肉や魚を使用しません。豆腐を崩して入れるのも特徴。

けんちん汁を食べるなら建長寺の総門近くの「点心庵」や、お店でけんちん汁を出した元祖と呼ばれている「鎌倉五山 本店」もおすすめです。

せっかく建長寺に行くなら、ぜひランチで本場のけんちん汁を食べたいですね(^^)

建長寺の御朱印

左が半僧坊、右が建長寺のご本尊の御朱印です。半僧坊の方には、天狗が手に持っている羽団扇(はうちわ)のスタンプがあってちょっとかっこいい。

建長寺の御朱印は6種類あります。

  • 本尊地蔵尊
  • 釈迦牟尼佛
  • びんずる尊者
  • 千手観音(鎌倉三十三観音霊場 第二十八番)
  • 心平地蔵尊(鎌倉二十四地蔵 第九番)
  • 済田地蔵尊(鎌倉二十四地蔵 第十番)

季節の御朱印などはありません。御朱印を貰う時は、拝観受付後、総門を通って左手にある朱印所に御朱印帳を渡しておくと帰りに受け取ることができます。各300円かかります。

その他でも境内にある半僧坊、回春院、妙高院、龍峰院で御朱印を貰うことができます。半僧坊と回春院はだいたい貰えますが、妙高院と龍峰院は入れない事もあるので注意。

竹で行き止まりになっていても「御朱印下さい」と言えば対応して貰える事もあるので、拝観受付の時に聞いてみるのがいいかもしれません。建長寺で御朱印を全部頂くと16種類にもなります!

半僧坊で貰える御朱印

  • 半僧坊大権現
  • 勝上ケン地蔵尊(鎌倉二十四地蔵 第十一番)

回春院で貰える御朱印

  • 文殊菩薩
  • 韋駄天
  • 復興地蔵尊
  • わらべ地蔵尊
  • まんまる地蔵尊
  • 白蓮観音菩薩

妙高院で貰える御朱印

妙高院は総門を入って右側にあります。

  • 聖観世音菩薩(鎌倉三十三観音第二十七番)

龍峰院で貰える御朱印

龍峰院は方丈の近くの、お手洗いの側の小道から行きます。

  • 聖観世音菩薩(鎌倉三十三観音第二十九番)

建長寺の御朱印帳

建長寺の御朱印帳は、数タイプあり時期によって違います。こちらは1番スタンダードなもの。

こちらは北条の家紋が入ったもの。なかなか渋いです。建長寺で御朱印帳を買うと、大きく「夢」と書かれていて、とても素敵です。それを目当てに購入する人もいるそうですよ。

建長寺のお守りとお土産

建長寺にはオリジナルのお守りが販売されています。身代わり地蔵尊のお守りや…。

総門の看板「巨福」のお守りや、無事かえる守り…。

数珠や金運、学業成就などのお守りも。

ちなみに半僧坊には、天狗のお守りが売られています。可愛い。

その他にもお菓子やうちわやTシャツなどの、お土産も販売されています。

建長寺の座禅会

建長寺では、毎週金曜日と土曜日に坐禅会を開催しています。

座禅自体は無料ですが、拝観料が必要。時間は16:30~17:30の1時間。方丈で行われていて、申し込みは不要です。他にも年に2回、二日間にわたり禅寺で過ごす修行の様な座禅会もあります。

私も以前参加したことがあるのですが、1時間くらいなので初めてでもそんなに大変ではありませんでした。僧侶に警策で叩いて貰うと、なんだか邪気が祓われた感じがしました。

ちなみに写経は毎日できて、法話は毎週土曜日11:00・13:00(各回15分)。予約不要なので、気軽に参加することができます。

建長寺の見どころ まとめ

建長寺は国宝や自然など見どころが多いお寺です。それぞれの菩薩の意味を知ってからお参りすることで、さらにご利益を感じられそうですね。

そしてぜひ半僧坊と展望台まで行ってくださいね。半僧坊では、お茶を楽しめる休憩所もありますよ!参考になれば嬉しいです♫

ひとみん 桜、紫陽花、紅葉の時期は特に綺麗なので行ってみてくださいね。近くの明月院、円覚寺、浄智寺と合わせて散策するのがおすすめです♫### こちらの記事も参考にどうぞ♫

https://kamakura-life.net/spot/

https://kamakura-life.net/coinlocker/

https://kamakura-life.net/pass/

© Life Pleasure