ビワ『なつたより』豊作 長崎市長らに贈る 産地活性化推進協

田上市長に「なつたより」の出来などを報告する白崎会長=長崎市役所

 JA長崎せいひや長崎市などでつくる「長崎びわ産地活性化推進協議会」の白崎純範会長らは6日、市役所を訪ね、田上富久市長に特産の露地ビワの優良品種「なつたより」を贈った。
 なつたよりは大玉で果肉が厚く、糖度が高い。同協議会によると、県内の本年度の露地ビワ生産量は、340トン(前年326トン)を見込んでおり、このうちなつたよりは100トン(同43トン)。昨年産は台風などの影響で減少したが、今年は8~10月に晴れた日が多かったため、花付きが良く豊作という。
 今年は甘みが強く「最高の出来」といい、白崎会長は取材に「自信を持って販売したい」。田上市長は「ビワを楽しみにしている人がたくさんいて、喜ばれる」と笑顔で語った。
 同日、白崎会長らは県庁を訪れ、中村法道知事に「なつたより」を贈呈。中村知事は「本当に甘くて色も素晴らしく感動した。長崎から初夏を届けるビワを多くの方に食べてもらいたい」と絶賛した。
 同市のベルナード観光通りで開催予定だった「びわフェスタ」は、昨年に引き続き新型コロナウイルスの影響で中止する。

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