【東京五輪】「マラソンは成功する」世界陸連コー会長と橋本会長が面会

面会した橋本会長(左)とコー会長(ロイター)

世界陸連(WA)会長で、国際オリンピック委員会(IOC)委員のセバスチャン・コー氏(64)が7日、東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長(56)と面会した。

2012年ロンドン五輪組織委の会長を務めたコー氏は、冒頭で橋本会長に対して「プレッシャーもたくさんあってお忙しい中、お時間を割いていただいたことに感謝します」と謝辞を述べた。

その上で、ロンドン五輪時のテストイベントについて回想し「その時期には周りの運営だけでなく、あらゆるアスリートやフィールドプレーヤーをサポートする機能をテストをできる重要な機能を果たしていた」と意義を強調した。

また、5日に視察したマラソンのテスト大会(北海道・札幌)にも触れ「東京五輪のマラソンは非常に成功するのではないかと思う」とコメント。その理由については「私たちの場合はパンデミックのプロトコルは対応しなくて、皆さんより複雑な状況に置かれていて、大変だなと同情しているが、札幌は大会の運営だけでなく、コロナの対策に関してもいろいろ実施されていた。選手もそれを受け入れており『安心材料になった』との声も聞いているので、非常にうまくいったと思う」と説明した。

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