大坂なおみさん、最優秀女子選手に ローレウス世界スポーツ賞

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スポーツ界で目覚しい活躍した人をたたえる「ローレウス世界スポーツ賞」の受賞者が6日発表され、年間最優秀女子選手賞にテニスの大坂なおみさんが選ばれた。

大坂さんは、昨年の全米オープンで優勝した。同大会では毎試合、コートに入退場する際に、アメリカで警察から人種差別的な暴力を受けて亡くなった複数のアフリカ系アメリカ人の名前が書かれたマスクを着用した。

ローレウス世界スポーツ賞の主催者は、「力強い声明」だったと評価した。

大坂さんは、「コートでの社会活動について言えば、自分の発言力を使うことが大事だと思う。私自身は(何か言おうとしても)思いとどまって、みんなからどう思われるか考えることが多いように思う。でも発信の場をもっているなら、それを使うのはとても大事なことだと思う」と述べた。

また、「将来の主な抱負としては、できるだけ多くの人を支えたり影響を与えたりして、よりよい人になりたい」と話した。

大坂さんは2019年にも、ローレウス世界スポーツ賞のブレイクスルー賞に選ばれている。

男子はナダル選手

年間最優秀男子選手賞も、テニスのラファエル・ナダルさん(スペイン)が受賞した。

ナダルさんは昨年、全仏オープンを制覇。これにより、4大大会(グランドスラム)の男子タイトルの獲得数が、ロジャー・フェデラーさん(スイス)と並ぶ20となった。

ナダルさんはこれまでも、ブレイクスルー賞、カムバック賞などを受けており、今回で4度目の受賞。

テニス界からはこのほか、伝説的女子選手だったビリー・ジーン・キングさん(アメリカ)が、ライフタイム・アチーヴメント賞に選出された。

F1のハミルトンさんも

社会に大きな影響を与えた人に対して贈られる、新設のアスリート・アドヴォカット賞には、自動車のF1ドライバーのルイス・ハミルトンさん(イギリス)が選ばれた。

ハミルトンさんは昨年、過去最多タイとなる7勝目を挙げた際、コースで片膝をつき、反人種差別のスローガンが書かれたものを身に着けた。所属チームのメルセデスも、差別反対運動への支持として、車体の色を黒にした。

サッカーの英リヴァプールに所属するエジプト代表のストライカー、モハメド・サラーさんは、「貧しい人や恵まれない人たちに対する長年の独特の貢献」が評価され、スポーティング・インスピレーション賞に選出された。

(英語記事 Osaka and Nadal win Laureus awards