DeNA中川虎 4回降板で“虎討ち”ならず「野手や中継ぎ陣に申し訳ない」

プロ初勝利とはならなかった…

またもプロ初勝利はおあずけとなった。DeNA・中川虎大投手(21)が7日の阪神戦(横浜スタジアム)に先発も4回2失点で無念の降板となった。

虎大(こお)という名前は父・和秀さんが阪神ファンであることが由来。虎狩りが期待された一戦だったが、勝利投手の権利を待たずして交代となった。

DeNAは2点ビハインドで迎えた4回、4安打の猛攻で逆転に成功。なおも一死一・三塁のチャンスで9番・中川虎に三浦監督は代打・山下を送った。結果は山下が阪神先発チェンをKOする適時打。代打は成功となったが、中川虎は「先発の仕事ができず、野手の皆さんや中継ぎ陣に申し訳ない気持ちでいっぱいです」と反省。

初回こそカーブが高めに浮くなどコントロールに苦しむも、回を追うごとに安定してきただけに悔しい交代だった。初勝利とはいかなかったが4年目の右腕は「前回登板よりしっかり腕を振り勝負出来たことは良かったです。次回登板までに一つずつ課題を潰して、チームの力になれるような投球をしたいです」と冷静に前を向いた。

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