新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内で7日、新たに6人の死亡と、10歳未満~90代の男女230人の感染が確認された。うち感染経路不明は108人。1日当たりの感染者数が200人を超えたのは2日連続。
横浜市では、90代男性が4日に死亡。基礎疾患があったという。横須賀市では、クラスター(感染者集団)が起きた市内の高齢者グループホームの入所者の90代女性が死亡した。県所管域でも、クラスターが発生した厚木保健福祉事務所管内の民間病院の入院患者だった厚木市の80代男性が亡くなった。
部員ら5人が感染した横浜市立大学の運動部関連では、新たに学生1人の陽性が判明。同市はクラスターが発生したと認定。同大は部員ら学生約60人を対象に検査している。
横須賀市立小学校で20~50代の教職員3人と、10代の児童5人の感染を確認。この小学校では4月28日から計12人の感染が確認されており、同市はクラスターと判断した。
クラスターが発生している小田原市の社会福祉施設「竹の子学園」では新たに1人の感染が判明し、感染者は65人になった。
また、県は5日に感染を発表した横浜市の60代女性の発生届けを取り下げた。
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県は7日、県内で既に発表されている新型コロナウイルス感染者のうち、新たに10代~90代の男女36人が変異株に感染していたと発表した。県内の変異株感染者は1037人になった。
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在日米海軍横須賀基地司令部は7日、同基地で4日以降新たに関係者2人の感染を確認したと発表した。同基地の7日現在の感染者数は5人。在日米海軍厚木基地(大和、綾瀬市)も、基地関係者1人の感染を新たに確認したと発表した。