Twitterが「投げ銭(チップ)機能」を実装!?eスポーツ業界にどのような影響をもたらすのか

Twitterが、他のユーザーに「投げ銭」を送ることができる「Tip Jar」機能をテストしていることを発表しました。

show your love, leave a tip

now testing Tip Jar, a new way to give and receive money on Twitter 💸

more coming soon... pic.twitter.com/7vyCzlRIFc

— Twitter (@Twitter) May 6, 2021

一部のユーザーはすでに機能を使用

一部のユーザーにはすでに機能が解禁されており、設定したアカウントはフォローボタンの横にチップアイコンが表示。
そこから投げ銭を送ることができるようです。

ただし、使用するまえに確認が必須

注意点としては、「Tip Jar」の投げ銭機能自体はTwitterが提供しているわけではなく、外部サービスを通じて送金がおこなわれるため、Twitter間だけで完結はしません。
そのため、Twitterが連携している外部サービスをユーザー自身が用意する必要があります。

投げ銭の際に、コメントにアカウント名が書いていないと、受け取った側からは誰から送られたかがわからないとのこと。
また外部サービスの設定によっては本名や住所が判明してしまうこともあるため、機能を使用する前にしっかり確認しておくことが必要です。

今後のeスポーツへの影響はいかに!?

リュウを使って真空波動拳を繰り出すプロゲーマー

公開されているデモでは、BandcampやCash App、Patreon、PayPalなどの送金サービスが並んでおり、Twitterは手数料を徴収しない方針。
(当然だが利用した送金サービスのプラットフォーム手数料分は発生する)
送金サービス(決済プラットフォーム)は国・地域によって法律や普及状況が異なるので、今後アカウントの登録住所によって、連携可能な送金サービスが拡充されるかと思います。

eスポーツとチップ機能は親密な関係で、多くのストリーミングサービスでこのような仕組みが導入されています。
SNSですとInstagramがライブ配信者向けに投げ銭機能の「バッジ機能」を昨年より提供していますが、ゲーマーやストリーマーはTwitterを利用している方が多いので、今回Twitterの「投げ銭」システムが、eスポーツ並びにゲーム業界にも多くの影響を与えることは間違いないでしょう。
今後の展開に期待したいと思います。

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