長崎で聖火リレー始まる 石原さとみさん「平和を祈って、希望の灯を未来へ」

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平和祈念像前を笑顔でスタートする石原さとみさん=平和公園

 東京五輪の聖火リレーが7日、長崎県内で始まり、第1日は7市1町で89人のランナーが希望の道をつないだ。各地で新型コロナウイルスの感染拡大防止策を取りながらの実施。長崎市の平和公園では、聖火リレーの公式アンバサダーを務める俳優の石原さとみさんが「心から世界平和を祈って、きょうという日が原点になるように一歩前へ、また前へと、この希望の灯を次の走者の方へ、未来へとつなげていきたい」と平和への願いを発信した。
 リレーは3月25日に福島県をスタートして、長崎で20府県目となる。熊本県から届いた聖火は、雨上がりの南島原市役所から出発。2014年長崎がんばらんば国体の空手団体、個人を制した宮川源太さんが、本県の第1走者として力強くトーチを掲げた。
 島原市は島原城、壱岐市は原の辻遺跡付近などを通り、曇りから青空に変わった新上五島町では、世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産に含まれる頭ケ島天主堂にゴール。諫早、大村両市では市中心部も駆け抜けて長崎市に入った。
 夕暮れの平和祈念像前には、被爆者との出会いをきっかけに同市の走行を希望した石原さとみさんが登場。県庁から長崎水辺の森公園は、角川文化振興財団が復元した遣唐使船を活用した海上リレーで結んだ。
 聖火到着を祝うセレブレーションは無観客で開かれた。最終走者を務めた島原市出身のキャスター草野仁さんが聖火皿に点火。大きな混乱なく第1日を終え、中村法道知事は「聖火リレーによってつながれた希望の光が、日本、世界の人々を照らし、コロナに打ち勝つ感動の光となっていくよう願う」とあいさつした。
 最終日の8日は西彼長与町からスタート。離島の五島、対馬両市を含む5市2町を経て、佐世保市で本県のフィナーレを迎える。

8日の県内聖火リレー 発着地と予定時間