V長崎・松田新監督会見 規律重視でチーム再建 9日初陣、アウェー北九州戦

就任会見でチーム立て直しへの意欲を語るV長崎の松田新監督(V・ファーレン長崎提供)

 サッカーJ2、V・ファーレン長崎の新たな指揮官に就任した松田浩監督(60)が7日、オンライン会見に臨み「全員が同じ絵を描きながら戦うサッカーを目指す」と、規律を重視してチームを再建する考えを表明した。チームは現在15位と苦しい状況にあるが「サッカーはメンタル。目の前の試合に勝ち続けることでプレッシャーをかけて、上位が鈍ればチャンスが出る」と昇格への勝算を語った。
 成績不振で解任された吉田孝行前監督(44)の後を継ぎ、9日に行われる第13節、アウェー北九州戦から指揮を執る。敵将の小林伸二監督(60)は同じ長崎県出身で同学年の間柄。大学卒業後にマツダ(現J1広島)で社会人をスタートさせた点も共通している。「奇遇というか巡り合わせというか、ある意味うれしいこと。勉強させてもらう気持ちもありながら、チームとしては勝利を目指してやっていく」と意気込んだ。
 北九州は前節、7試合ぶりの勝利で最下位と降格圏を脱出して18位。昨季の第13節時点ではV長崎が首位、北九州が2位を走っていたが、今季はどちらも苦戦を強いられている。


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