【ボート】荒川、初の五輪代表に内定 大舞台で示す「オープンでも日本人は戦える」

【男子シングルスカル決勝】7分1秒59で優勝した荒川=海の森水上競技場

 ボートの東京五輪出場枠を懸けたアジア・オセアニア予選最終日は7日、五輪会場となる東京都江東区の海の森水上競技場で行われ、男子シングルスカルの荒川龍太(26)=NTT東日本、聖光学院高出身=が1位となり、初の五輪代表に内定した。

 同予選では各国・地域に最大2の出場枠が与えられたが、日本勢は4種目で優勝。日本ボート協会は世界最高水準のタイムと比較し、決勝で7分1秒59をマークした荒川の選出を決めた。

 荒川は「東京五輪では決勝に残ることが目標。(体重制限のない)オープン種目でも日本人は戦えるというメッセージを示したい」と意気込んだ。

◆荒川 龍太(あらかわ・りゅうた)
 2018年ジャカルタ・アジア大会シングルスカルは銅メダル。昨年の全日本選手権はエイトで大会史上初の5連覇に貢献。聖光学院高、一橋大出、NTT東日本。185センチ、86キロ。26歳。横浜市金沢区出身。

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