きょう8日(土)は晴れる所が多く、東・北日本では今年一番の暖かさの所もある見込みだ。
ただ、西~北日本に黄砂が飛来していてPM2.5の濃度も高い予想となっている。アレルギーや呼吸器系などに疾患を持つ方は注意が必要だ。
黄砂・PM2.5に注意を
大陸で発生した低気圧の影響で、日本列島には黄砂が飛来している。
8日(土)午前11時までに新潟・高松・福岡・札幌の気象台では黄砂が観測されていて、このあと視程が5キロメートル未満と見通しが悪くなる可能性がある。 あす9日(日)にかけて西日本から北日本の広い範囲で黄砂が予測されていることから、この週末は晴れていても洗濯物は部屋干しにした方が良さそうだ。
また、大気汚染物質PM2.5の濃度も高くなると予想されていることから、特にアレルギーや呼吸器・循環器系の疾患を持つ方は注意が必要となる。
※視程とは、水平方向で見通しの効く距離。
晴れて暖か、今年初の夏日の所も
きょう8日(土)午後は東日本と東北ではよく晴れる見込み。西日本は雲が多く九州では弱い雨の降っている所もあるが、中国・近畿では天気の崩れはない予想。 奄美地方では前線が停滞する影響で夜にかけて激しい雨が降るおそれがあり、土砂災害などに注意が必要だ。
予想最高気温は25℃前後できのうより高くなる所が多い。仙台は26℃、長野は27℃で、ともに今年初めて夏日となる見込み。
あすは北日本で大気不安定、激しい雷雨のおそれ
あす9日(日)も西日本と東日本の太平洋側では晴れて気温が上がる見込み。東京の最高気温は28℃の予想で、今年一番の暑さとなりそうだ。
一方で北日本は上空の寒気の影響で大気の状態が不安定で、特に北海道や青森・秋田では発雷確率が非常に高くなっている。
局地的に激しい雨が降ったり、落雷・突風・ひょうなどのおそれがあるため、空模様の変化に注意が必要だ。 また、沖縄でも前線の活動が活発になり、雨脚が強まる見込み。(気象予報士・佐藤俊和)