競泳女子で東京五輪代表の池江璃花子(20=ルネサンス)が発した〝長文メッセージ〟が大きな反響を呼んでいる。
東京五輪の開催を危惧する声が飛び出す中、最近はアスリートに対する誹謗中傷が増えており、池江も7日に自身のツイッターで、SNSを通じて「『辞退してほしい』『反対に声をあげてほしい』などのコメントが寄せられている事を知りました」と明かし「わたしに限らず、頑張っている選手をどんな状況になっても温かく見守ってほしいなと思います」などと今の心境をつづった。
すると、池江のツイートはツイッター上にすぐさま拡散。〝キック界の神童〟那須川天心(22)は「選手個人に決められることではないし、選手として生きているのに競技をやるなと言われてしまったら、死ねと言われているようなものです。生きるためには競技をするしかないんです」とアスリートならではの境遇を吐露。元ラグビー日本代表主将の広瀬俊朗氏(39)は「心からアスリートの皆さんを応援しています。表現する場所がある限り、そこに対する準備をするのみですね!その姿勢が美しいと思う」とコメントを寄せた。
アスリート以外の著名人も反応。アルピニストの野口健氏(47)は「五輪開催の有無について意見があれば決定権のあるIOCや、また開催国、開催都市である国や東京都に向けるべき。最もやってはいけないのはアスリートにその刃を向けること」ときっぱり。歌舞伎役者の市川海老蔵(43)は「私は池江璃花子さんを応援します」とエールを送った。
他にも多くのファンが池江の発言に理解を示したが、一部からは「我意見を言わず。しかし応援はしてくれっていうのは都合よすぎますね」「批判の矛先が向くのは当然だろう」との意見も聞かれた。
東京五輪まで残り2か月半あまり。果たして無事に式典を開催することはできるのだろうか。