ジャルジャル後藤 本気でチャレンジしたい「宇宙でネタ披露」

ジャルジャルのユーチューブチャンネルをアピールする後藤淳平(左)と福徳秀介

「キングオブコント2020」を制し〝無冠の帝王〟を返上したお笑いコンビのジャルジャルが、2年ぶりとなる単独ツアー「JARUJARU TOWER2021―ジャルってんじゃねえよ―」(5月17~23日=クールジャパン大阪TTホール、6月1~4日=ルミネtheよしもと、6月19~20日=よしもと福岡 大和証券/CONNECT劇場、各最終日はオンライン配信)を開催する。そんな2人にツアーへの意気込み、お笑いに関するあれこれを聞いてみた。

【ジャルジャル・インタビュー②】

――公式ユーチューブチャンネル「ジャルジャルタワー」に毎日ネタを投稿

後藤 8000本上げるのを目標に始めたんです。作るのがしんどいってことはないですね。始めた時はこんなにたくさん見られるとは思ってなかったんで、めちゃめちゃ予想外です。

――コラボも多い

福徳 女優さんとコントさせてもらったりもしてますが、コントに興味がある方なら誰でも大歓迎ですね。

後藤 俳優でもミュージシャンでも一緒にコントやるのは楽しい。芸人とやると「あ、こんな感じになるやろな」って想像つくんですけど、読めないのがいいですね。

――芸人NG

後藤 そんなことはないですよ。向こうが前のめりなら誰とでも。

――劇場やテレビとは違いもある

後藤 全く別物ですね。劇場はお金を払って見に来てくるお客さんで、ユーチューブは誰でも見られる。大きく違うのはそこですね。

福徳 どっちも好きですけど、一長一短ありますからね。舞台は生ものですぐに笑いが帰ってくるし、ユーチューブはアップしてから反応が分かる。それぞれに探究していく価値がありますね。

――昨年は福徳が「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」で小説家デビュー

福徳 本気でまじめな文章を書いたつもり。これがコントへのいい振りになればいいな。ネタとの振り幅があれば面白いですし。やってて楽しいし、いい気分転換になってますね。

――結婚もした

福徳 何にも変わらないですね。ネタに広がることもないですね。

後藤 はたから見てても、私生活に変化は感じられないですね。

――後藤は映画「ロックンロール・ストリップ」で主演

後藤 役に入って何かをするのが好きなんで、オファーいただければ「ぜひ」って感じです。やりがいはあります。本業との兼ねあいで、できそうならやっていきたいですね。

――まだまだ若いが、芸人としてキャリアも詰んできた。今後やりたいことは

後藤 個人的には日々健康に過ごすってくらいで野望とかはないんですけど、コンビとしては親しい社員さんと「宇宙でネタやるのどうですか」と話し合ってまして、本気でチャレンジしたいなと思ってるんです。海外とかでもやりたいです。

福徳 大学の時からお笑いをやっていたので、あの4年間にいろんなバイトとか経験しときゃよかったなぁと思いますけど、今から何かしようってのはないですね。

――2年ぶりの全国ツアー開催

後藤 去年できなかったんで気合も入っています。(緊急事態宣言の発令で)状況を見てになってしまうが、ぜひともやりたい。チケットのお値段以上の満足感を持って帰ってもらえるよう、全力でやりますんで楽しみにしてください。遠方の方にはオンラインのチケットもあります!

福徳 単独ライブも1年半できてなくて、こんなことかつてなかった。単純にやりたいという気持ちと、ネタも決まっているのでやりたいという気持ちがある。生で見るに越したことはないですけど、いろんな人に見てほしいのでオンラインもやります。来られた方が安心して楽しめるように精一杯頑張りますので、大いに笑っていただけたらと思います。

☆じゃるじゃる 関西大学第一高校の同級生の後藤淳平と福徳秀介が結成。NSC25期。卒業後の2003年から本格的に活動。早くから頭角を現しながら、なぜか〝3大賞レース〟には縁がなかった。しかし、20年の「キングオブコント」を制し待望の初戴冠。

☆ごとう・じゅんぺい 1984年3月20日生まれ。大阪府吹田市出身。趣味は音楽鑑賞、ビートルズなど。

☆ふくとく・しゅうすけ 1983年10月5日生まれ。兵庫県芦屋市出身。趣味はスポーツ、ラグビーなど。

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