「クレイジージャーニー」復活特番に佐藤健寿&丸山ゴンザレスが登場

松本人志、設楽統、小池栄子がMCを務める、TBS系で5月19日放送のバラエティー「クレイジージャーニー」(午後9:00)の2時間スペシャルに、奇界遺産フォトグラファー・佐藤健寿と危険地帯ジャーナリスト・丸山ゴンザレスが出演する。同番組は、2019年8月にレギュラー放送を終了し、その後、1年半の時を経てゴールデン帯での2時間スペシャルの特番として、今回復活することが決定した。

番組では、独自の目線や強いこだわりを持って世界や日本を巡る人々(=クレイジージャーニー)がスタジオに登場。“その人だから話せる”“その人しか知らない”常人離れした自身の体験談を語り、さらにクレイジージャーニーの新たな旅に番組が同行して「自分じゃ絶対行かないけど、見てみたい!」といったエリアにも潜入し、めったに見ることのできない世界を知ることができる。

これまで何度も番組に登場し、廃虚や要塞など世界のさまざまな奇妙な光景をカメラに収めてきた佐藤と、世界最大級の水上スラムや銃密造村といった命の危険にさらされる場所に躊躇(ちゅうちょ)なく足を踏み入れてきた丸山。スペシャルでは2人の新たな旅に同行し、今まで以上に刺激的で見たことのない世界を紹介していく。

佐藤が訪れたのは、世界最大級の奇妙なイベント「バーニングマン」。電気、水、ガスなどのライフラインが一切ないアメリカ・ネバダ州のブラックロック砂漠で、参加者は約1週間にわたって生活を営みながら、設置されたさまざまなアート作品を楽しむなど多種多様な活動を行うイベントだ。どこから回っていいのか悩んでしまうほどの広大な敷地をためらうことなく進んでいく佐藤。20mを超える巨大な像や火を吹き上げるオブジェなど、広大な砂漠にそびえ立つユニークなアートに出合い、次々と撮影していく。イベントのクライマックスで盛り上がりは最高潮に。その時、佐藤がカメラに収めた1枚はどんなものだったのか?

丸山は「大麻&ドラッグ最前線」を追う旅へ。娯楽用大麻の合法化が活発化していることで、人とドラッグの関わりにどのような変化が生まれているのかを取材すべく、アメリカ・カリフォルニア州を訪れる。実際に大麻をたしなむ人や栽培する農家に転職して大金を手にした人に話を聞いたり、巨大な大麻農場や過去にも取材したギャング集団や薬物中毒者があふれる街を再び訪れ、危険と隣り合わせの中、大麻合法化によるさまざまな場所への影響を探る。また、カナダにも足を伸ばし、薬物使用室と呼ばれる施設がある公園を訪問。そこには複雑な事情を抱え、公園に身を置く人々がいた。取材を通して、丸山が感じたこととは? 佐藤、丸山ともに、新型コロナウィルスが世界的に蔓延する前に行ったロケだが、現地コーディネーターを通じ、2021年現在の状況もスタジオで報告する。

スタジオ収録に参加した佐藤は「こういう場所で松本さんのフィルターを通して、テレビで放送するってすごくありがたい、というか面白いことだなと思う。なんでもお笑いに変換してしまうフィルターというか、松本さんみたいな方を通して、見せられる。だから“これ見て松本さん、なんて言うかな”ってたまに撮影しながら考えたりすることもありますね」とコメント。

一方、丸山は「あの3人、特に松本さんの視点はちょっと普通じゃないので、1発目にあれ聞いてくるってなかなかないですから(笑)。初見でそれが言えるってすごい。3人ともやっぱり独自の見方があるので、僕はそれがやや怖い。ビビってるって意味じゃないけど、怖いけどそれはそれで楽しみ。久しぶりにこの感じだなって思いました」と3人と共演した感想を語った。

また、収録を終えた松本は「収録が始まってみると、そんなにブランクを感じない気がしました。われわれが知るはずのなかったような情報が、今回もたくさん知れました。佐藤さんの『バーニングマン』のVTRは、あれは何なんだろう?という今まで知らなかった世界でしたね。コロナが収束したら一回行ってみたいですね。いや…行ってみたくはないかな」と笑う。

設楽は「収録前日は少しドキドキしたんです。どういう感じだったっけなと思ったりして。でも確かに松本さんがおっしゃるように、収録が始まったら、『この感じで先週も撮っていたな』と思うくらい、自然でした。久しぶりで楽しかったですし、“あ、そうだ、『クレイジージャーニー』のスタジオって寒かったんだ”と思い出しました(笑)。佐藤さん、丸山さんは『クレイジージャーニー』を代表するお二人ですから、VTRを見ているとこの番組の一つ一つの画力(えぢから)を感じたというか、やっぱり見入っちゃいますね」と振り返る。

小池も「この番組はジャーニーたちに支えられていた番組なんだなと再認識しました。また松本さんと設楽さんとこうやって集まって番組をやらせていただけてすごく楽しかったので、視聴者の方にもぜひ応援していただきたいです! 世界中飛び回って、それで素材が撮れてなんぼですが、こういう状況になってゴンザレスさんも国外に出ることができないため、取材対象を日本国内にも目を向けたというお話もあり、そういったものを見ていくのもいいなと思いました」と話している。

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