暴行逮捕のマスク拒否男にまだ期待する声「ここまで頑ななのはほかにいない」

昨年各家庭に配布された「アベノマスク」

マスク着用を拒否したことから飲食店でトラブルになり、客を殴ったとして、威力業務妨害と傷害の疑いで無職の奥野淳也容疑者(34)が再逮捕されたニュースに、かつての支持者はどう思うのか。

奥野容疑者が有名になったのは昨年のこと。飛行機内でマスク着用を拒否したことから途中で飛行機を降ろされる事態に発展。今年になって威力業務妨害の罪などで大阪地検に起訴された。その間、ツイッターで持論を展開。反マスク派の論客としてテレビに出演し、同じようにマスクをしない人たちから支持を得ていた。

しかし、4月10日に千葉県館山市の飲食店でマスク着用をめぐりトラブルとなり、駆けつけた警察官を殴ったとして公務執行妨害罪で逮捕。そして、今月6日に再逮捕となったわけだ。

奥野容疑者のツイッターにメッセージを送ったこともあるという反マスク派の男性は「さすがに人を殴ってはいけません。それは言い訳できないでしょう」と指摘するものの、シンパシーは隠さない。

「送検のときもノーマスクを徹底しています。報道では警察に言われても拒否したっていうじゃないですか。ここまで頑ななのはほかにいないでしょう。最近、マスク警察が増えているので、私はまだこの人を敬いたい気持ちがあります」

なんとまだ反マスク派の論客として期待しているというのだ。「手錠姿には何も思いませんが、もしマスクをしている姿を見せられたら印象が変わりますね。失望してしまいます」と反マスク派の男性。

マスクの持つ意味は大きいようだ。

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