中国メーデー連休、自動車市場も活況 NEVの受容度高まる

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中国メーデー連休、自動車市場も活況 NEVの受容度高まる

吉林省や長春市、中国第一汽車集団、国家電網吉林省電力などが共同で立ち上げたタクシーなどのEV化プロジェクトの発足式で、展示された中国第一汽車集団「紅旗」の新エネルギー車(NEV)タクシー。(3月1日撮影、長春=新華社記者/張楠)

 【新華社北京5月9日】中国では1~5日の労働節(メーデー)連休中、各地の自動車展示会が自動車消費を促す重要な舞台となった。江蘇省蘇州市で開かれた2021蘇州国際オートショーにも初日から大勢の人が押し寄せた。自動車購入で前年のメーデー連休ほどの優遇策は取られなかったものの、消費者の購入意欲は高く、新エネルギー車(NEV)の受容度も向上した。

 ただ、多くの自動車メーカーの販売員は、価格などの指標を見ても今年のメーデー連休は販促キャンペーンの値ごろ感がそれほど強くなかったと指摘する。業界関係者によると、今年の販促規模の縮小はチップ不足が自動車メーカーの生産能力改善に与えた影響と関係するという。合弁、自主ブランドを問わず多くの自動車メーカーが年初以降、チップ不足の影響で目標修正や生産量引き下げを余儀なくされており、中には一部の生産ラインの停止した企業もある。

中国メーデー連休、自動車市場も活況 NEVの受容度高まる

上海国際モーターショーに出展されたメルセデス・ベンツの新エネルギー車(NEV)。(4月19日撮影、上海=新華社記者/陳飛)

 一方でNEVは、政府が進めるNEVの地方普及政策を受け、連休中も売れ行きが好調だった。中国乗用車市場情報連合会(CPCA)の崔東樹(さい・とうじゅ)秘書長は「購入規制のある都市、ない都市ともにNEVの需要は高い。新モデル発売による消費者の関心の高さも加わり、NEVの受容度はますます向上した」と述べた。

 電気自動車(EV)に参入したばかりの通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)が各大都市に構える店舗も客足が伸び、同じ都市のテスラ販売店以上の賑わいをみせた。同社が重慶金康賽力斯汽車(セレス)と共同開発した多目的スポーツ車(SUV)「ファーウェイ・セレスSF5」は今年、上海や深圳、成都、杭州などのファーウェイ旗艦店と国内ショールーム5千店余りで販売される。

 専門家はIT(情報技術)系など新興自動車メーカーの販売モデルについて、ファーウェイ店舗での好調な自動車販売は店舗の立地や人の流れと関係があり、ターゲット顧客層もテスラなどと異なると指摘。ファーウェイのEVへの異業種参入は、より多くの消費者が国産NEVに注目し、受け入れることにつながると語った。