東京競馬GⅠ5連戦の第1弾、GⅠ第26回NHKマイルカップ(9日=3歳、芝1600メートル)は、ルメール騎手騎乗のシュネルマイスター(牡・手塚厩舎)と池添騎手騎乗のソングライン(牝・林厩舎)がゴール前で叩き合った結果、シュネルマイスターがハナ差で勝利した。
前哨戦のニュージーランドトロフィーを5馬身差で圧勝し、3番人気に支持された藤岡佑介騎手騎乗のバスラットレオン(牡・矢作厩舎)はスタートでつまずき、落馬→競走中止となるまさかの結末となった。
矢作調教師は「前回はゲートの中が悪かったが、今回は反応が良すぎたくらい。状態も良かったけど、これも競馬」と割り切る一方、「馬券を買っていた方々には迷惑をかけた。次は巻き返せるように頑張りたい」と頭を下げた。無念の結果だが、人馬ともにケガがなかったのは何よりだった。