【東京五輪】世界陸連・コー氏 ワクチン〝選手優先〟に「彼らが受けて周りの皆様のお手本に」

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会見をするセバスチャン・コー世界陸連会長

東京五輪の陸上テスト大会が9日、本番会場となる国立競技場(東京・新宿区)で行われた。

視察に訪れた世界陸連(WA)の会長で、国際オリンピック委員会(IOC)の委員を務めるセバスチャン・コー氏(64)は「この場に来ることができて非常にうれしい」と満足げ。会場の外では大規模な「五輪反対デモ」が展開され、東京五輪は厳しい目が向けられているが、コー氏は開催する意義を「世界のプレミアイベントだからです。4年に1回しか起こらないもの。(2012年に)ロンドンは五輪によってレガシーがもたらされ、街が非常に明るくなった。そういった意味で光を灯し、人々に希望を与えるようなイベントだと信じています」と話した。

また、IOCが各国・地域の選手団に米製薬会社大手ファイザー製ワクチンを提供することにも言及。アスリートが優先的に接種を受けることには選手からも戸惑いの声が上がっているが、コー氏は「このような手配が実現したことは良いことだと思っている」とした上で「アスリートにとって接種は必須ではなく選ぶことができる。接種を受けることによって日本の皆様にも安心をもたらすのであれば、ぜひ受けるべき」と語った。

さらにコー氏は「彼ら(選手)が受けることによって、周りの皆様のお手本になると思います。とにかくバランスが重要になるのではないでしょうか?」と持論を展開した。