３月の千葉県知事選に立候補した「千葉県全体を夢と魔法の国にする党」の河合悠祐氏（４０）が政界引退を撤回。新党を設立し、都議選をはじめ、各選挙で候補者擁立に乗り出すことが分かった。
元芸人で実業家の河合氏は顔を白塗りにしてのピエロ風メイクで、千葉県知事選に立候補。「千葉県のディズニーランド化」を公約に掲げれば、コント風の政見放送で物議を醸した。落選後、「政治活動としては区切りをつけたい」と〝引退〟を表明していた。
しかし、選挙の持つ〝魔力〟からは逃れられなかったようだ。「知事選後に区切りをつけたが、心の中で半分以上、もう一回出たいというのがあった。この１か月半、じっくり考えた結果、やりたいことが明確になってきたので、自分の中で政治をやっていく覚悟がついた」（河合氏）
新たに党を設立し、集まった新メンバーととも都議選や地方選に打って出る決意を固めたという。
気になるのは党名とトレードマークとなっていたピエロ風メイクとファッションについて、河合氏は「１０日に都庁で記者会見しますが、党名は自分でも覚えられないくらい長いです。格好はこれからの季節は暑いので、夏仕様のファッション、メイクにチェンジしますので期待してください」と話し、何らかの変化があるようだ。
「たくさん地方議員をつくって、力をたくわえていき、いずれは国政政党にしたい。日本を盛り上げていきたい」と河合氏。「千葉県全体」から「日本全体」にパワーアップさせる仕掛けが注目される。
