DeNAが首位・阪神に連敗で4カード連続勝ち越しならず 三浦監督「もう一歩というところ」

9回裏、リプレー検証をリクエストする三浦大輔監督(右)

猛虎の牙城を崩せなかった。DeNAは9日、阪神戦(横浜)で2―3と敗れ、2連敗。ここまで上昇気流に乗りかけていたが、4カード連続の勝ち越しは果たせなかった。借金も再び「13」に膨らんだ。

初回先頭の桑原が一塁強襲の二塁打を放ってチャンスメイク。三塁進塁後、オースティンの内野ゴロの間に先制のホームを踏んだ。しかし、その後は6回まで毎回走者を出すも追加点を奪えず。先発のピープルズは4回まで1安打無失点と好投していたものの、5回に入るとサンズの適時二塁打、続く糸井にも2ランを浴びて3失点を喫し、一死も取れないまま降板となった。7回に桑原の3号ソロが飛び出し、1点差に迫ったが、相手のリリーフ陣を打ち崩せずに終わった。

試合後の三浦監督は「もう一歩というところでしたけれども」と無念そうな表情。今季2度目の先発登板となったピープルズについては「5回にランナーが出てから、ちょっとボールが浮きだしたというところ。(最後は糸井の)ホームランだったので流れを変えるために代えた」。1点差で敗れたことには「初回に1点先制した後、いい形で追加点というところで、もう一歩流れをこっちに持ってくるというところがつかみ取れなかったのかなと感じる」と振り返った。

1日空いて11日からは本拠地に巨人を迎え、3連戦を戦う。今季未勝利の相手に「もう一度、チーム全員で戦っていけるように気持ちを入れ直して頑張っていく」と自らに言い聞かせるように力強く語っていた。

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