巨人4番・岡本和が自身初サヨナラ弾「母の日」メモリアル弾に「丈夫な体に産んでもらって感謝」

試合後、カーネーションを手にする岡本和

これぞ4番の仕事だ。巨人の岡本和真内野手(24)が9日のヤクルト戦(東京ドーム)で、自身初となるサヨナラ3ランを放った。

1点を追う9回一死一、二塁で4番が燃えた。ツバメ守護神・石山のスライダーにバットを一閃。ライナーで右翼スタンドに突き刺した。8回の7戦ぶり6号ソロに続く2打席連続弾は7号サヨナラ3ランとなった。

巨人ベンチはお祭り騒ぎで主砲を出迎え。それもそのはず。負けていれば本拠地6連敗となるところだった。

プロ初のサヨナラ弾に岡本和は「初めてだったのでビックリしました」とニッコリ。「母の日」とあって「すごい丈夫な体に、大きなケガもしたことないですし、こういうふうに産んでもらったというのは感謝しています」と母・智代美さんへ感謝の言葉を述べた。

原監督も「1点差になる前のホームランも大きいですしね。見事なホームランですね!」と4番の働きにうなずいた。

この日は先発・今村がピリッとせず、2点リードのまま6回二死から継投に入った。7回には計4投手をつぎ込む執念継投も4失点と逆転を許した。前日8日にはエース菅野が右肘の違和感で登録抹消。暗くなりかけていたムードを4番がバットで振り払った。

試合前時点で打率2割4分6厘、5本塁打と苦しんでいたGの主砲がついに着火。このままチームを勢いづけられるか。

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